2505話 黒ずくめの謀略 ページ6
気配が完全になくなったのを確認してコナンの元へ向かう。
「…Aさん。これ」
男性のポケットから取り出したそれを、コナンは俺へ向けた。
『……FBI』
それは紛れもないFBIの手帳。
おそらく、今までの被害者も日本に潜り込んでいたFBIの人間。
そして、彼らを始末しているのが…黒ずくめの組織。
ついこの前から危惧していた、組織の企みが動き始めてしまったのだろうか…。
コナンが持つFBIの手帳を背後から覗き込んでいた野次馬も騒ぎ始めた。
『…これは？』
しゃがみ込み、男性の胸ポケットから覗いていたものをハンカチで包んで引っ張り出す。
スマホのようだ。
「落ちる直前までメールでもしてたのか…？」
『…いや、暗号っぽいな』
付けっぱなしだったスマホの画面に映っていたのは、数字かアルファベットか分からないが所々が欠けたデジタル文字のような羅列。
これはもしかして…待ち合わせ場所と日時…？
《江戸川くん》
コナンの持っていた探偵バッジから不安げな哀の声が聞こえてきた。
《やっぱり、その人を殺害した犯人って…》
「詳しい話は後だ。灰原はそいつらと近くのコンビニに入って博士にビートルで迎えに来てもらってくれ」
路地の向こうからこちらの様子を窺っている哀にコナンは指示を出す。
《貴方はどうするのよ…！》
「俺は寄らなきゃいけねぇ所があるから先に行く。じゃあな」
言いながらコナンは俺が遺体のポケットに戻したスマホの画面を写真に撮り立ち上がった。
「Aさん。行こう」
『分かったよ』
彼が寄らなきゃいけない場所は、大体見当はつく。
当然のように俺を同行させるつもりのコナンのあとに続いて、俺も路地を出た。
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096 - ソラさん» ありがとうございます！2人のやり取りを気に入っていただけて嬉しいです！ (2月11日 19時) (
レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 明人さんと安室さんの会話が尊い！夢主の父親だと認識してる感がバシバシしててホッコリした！ (2月10日 20時) (レス) @page43 id: 4a3bab874f (このIDを非表示/違反報告)
096 - リト．さん» コメントと嬉しいお言葉ありがとうございます！面白いと言っていただけて嬉しいです！これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします！！ (2月9日 19時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
リト． - とても面白くていつも見てます！これからも応援しています！！無理のない範囲で頑張って下さい！ (2月9日 2時) (レス) @page41 id: 744fa15293 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：096 | 作成日時：2023年12月26日 17時
