検索窓
今日:168 hit、昨日:73 hit、合計:47,660 hit

2543話 ページ44






家に帰って来てからさっそくキッチンに立った零さん。


手伝おうかと進言したが、主役はゆっくりしててくれと言われ、散歩で冷え切った体を温めるためにお風呂に入った。





風呂を上がると、いい香りがキッチンから漂ってくる。


かなりの食材を買い込んでいたようだし、さぞ豪勢な料理が机に並ぶんだろう。




髪を乾かし、部屋着のスウェットに着替えてからリビングに戻った。


まだ料理ができるまで時間がかかりそうなので、テレビをつけてソファに座る。



料理を作る零さんの背中は、どこか楽しそうだ。


平和だなぁ…、とその背中を見つめているとテレビから気になる単語が聞こえてきた。





《インターポールが所有する世界中の警察が持つ防犯カメラを繋いだ世界初の施設、パシフィック・ブイが日本の八丈島近郊に完成し、世界各国からの注目が集まっています》


インターポールが所有する施設…パシフィック・ブイか…。



――…いやいや、新しい施設が出来る度に何か起きそうだと身構えてしまうのは悪い癖だ。




ふるふると首を横に振って余計な不安を吹き飛ばす。



ニュースは話題が変わり、秋の芋や栗スイーツ特集に切り替わった。





テレビ画面に映る美味しそうなスイーツとキッチンからのいい匂いでお腹が大きな音を立てた。





「待たせて悪いな。もう出来るよ」


しっかりと俺の腹の音を耳でキャッチした零さんに苦笑された。



その手に持っていたのはデミグラスソースがかかったオムライス。




『うわ!美味そう!』


机の上に次々とサラダ、ジャーマンポテトなど俺の好きな食べ物ばかりが並んでいく。





「今日は飲むだろ?」


そう言って置かれたのはシャンパンとグラス。




『俺はいいけど…零さんはいいの?』

「大丈夫だよ。仕事は全部終わらせたし」




緊急招集の可能性もあるが…、風見さんあたりに連絡しないように言ってるんだろうな…。








2544話→←2542話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (115 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
330人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

096 - ソラさん» ありがとうございます!2人のやり取りを気に入っていただけて嬉しいです! (2月11日 19時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 明人さんと安室さんの会話が尊い!夢主の父親だと認識してる感がバシバシしててホッコリした! (2月10日 20時) (レス) @page43 id: 4a3bab874f (このIDを非表示/違反報告)
096 - リト.さん» コメントと嬉しいお言葉ありがとうございます!面白いと言っていただけて嬉しいです!これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします!! (2月9日 19時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
リト. - とても面白くていつも見てます!これからも応援しています!!無理のない範囲で頑張って下さい! (2月9日 2時) (レス) @page41 id: 744fa15293 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:096 | 作成日時:2023年12月26日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。