2520話 黒ずくめの謀略 ページ21
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数十分後。
キャメルからどこかの岸に泳ぎ着いたと連絡があった。
撤退した無傷のFBI達も帰って来て、その報告に安堵の声が漏れる。
キャメルのスマホは水没したようで、モニターの座標反応は消えてしまった。
無線が生きているのが幸いだ。
「何か特徴のある建造物はないのかね？」
《砲台の跡のようなものが》
「砲台？もしかしたら第1海堡か第2海堡かも」
『東京湾に昔作られた、海上要塞跡地ってこと？』
FBI達の前でも子供らしからぬ発言をするコナンに尋ねると頷いた。
《レンガで出来た建造物を見つけました！》
「そのレンガ、積み方を詳しく説明できますか？」
《は、はい…。どの段も、大きいレンガと小さいレンガが1つおきに並んでいて…》
「だったらそこは、海猿島ですね」
レンガの積み方だけでそう言いきった優作さん。
「レンガの幅の広い面だけが表に出ている段と幅の狭い面だけが表に出ている段が1段おきに積まれているのがイギリス積みで、レンガの幅の広い面と幅の狭い面が交互に出ているのがフランス積み。キャメルくんが見たレンガの積み方はフランス積み。その周辺でフランス積みをしているのは海猿島しかありませんから」
俺のいた世界でいう、猿島か。
土地名がちょいちょい変わってたりするから、すぐに頭に出てこないな。
だいぶそういう変化も頭に入っていたと思っていたけど、まだまだ勉強不足だ。
でも、名前が違うだけで詳細なことはほとんど同じだろう。
今はレジャー施設としても使われている島だ。
整備は行き届いているだろうし、食料もあるはず。
「じゃあキャメル。迎えに行くまでその海猿島で待機してて」
ジョディの指示に、キャメルは了解の返事を返す。
「さて…。誰を迎えに行かせるかだが…」
「私が行きましょう」
そう言った声の主は赤井さんのもの。
そういえば、ちょっと前から姿が見えないと思っていたけどどこに…と彼へ視線をやると、そこにいたのは沖矢昴だった。
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096 - ソラさん» ありがとうございます！2人のやり取りを気に入っていただけて嬉しいです！ (2月11日 19時) (
レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 明人さんと安室さんの会話が尊い！夢主の父親だと認識してる感がバシバシしててホッコリした！ (2月10日 20時) (レス) @page43 id: 4a3bab874f (このIDを非表示/違反報告)
096 - リト．さん» コメントと嬉しいお言葉ありがとうございます！面白いと言っていただけて嬉しいです！これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします！！ (2月9日 19時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
リト． - とても面白くていつも見てます！これからも応援しています！！無理のない範囲で頑張って下さい！ (2月9日 2時) (レス) @page41 id: 744fa15293 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：096 | 作成日時：2023年12月26日 17時
