【名探偵コナン】異世界の訪問者41《男主》

2147話 ハロウィンの花嫁 ページ48

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高木刑事が作戦の準備に取り掛かっている間に、風見さんから連絡が来たので俺は会議室前の廊下に出ていた。




《黒瀬くん、今どこにいる？》

『渋谷中央警察署。事情聴取からそのまま残ってた。千葉刑事のことについては聞いてる？』

《ああ、先ほどその件と液体火薬について、降谷さんに報告してきたところだ。それより、そこに留まっていてくれ。我々は今から、捜査一課と合同で捜査に当たることになった》


零さんから合同捜査の指示が出たということだろう。




《それと、爆弾犯についての資料が手に入った。君にも詳細を伝えてほしいと、降谷さんが》


上層部がようやく重い腰を上げたか…。



『分かった。待ってます』


了承して通話を切る。





ようやく捜査が進展する。





スマホをしまい会議室の中に戻った時、佐藤刑事が資料を机の上に叩きつけた。




「本気なんですか!?危険すぎます！」



高木刑事の作戦について、目暮警部に抗議をしているようだ。





「危険は承知の上だ。だが、隠しマイクも発信機も付ける。何かあれば我々がすぐ駆け付けられるように」

「間に合わなかったらどうするんですか!?もしまた3年前みたいに――…」




佐藤刑事の頭に過ぎるのは、やはり3年前の松田さんのことのようだ。






「大丈夫ですよ」



入り口に立っていた俺の後ろから佐藤刑事に声をかけたのは、サングラスとウィッグを付け、松田さんに変装した高木刑事だった。








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