【名探偵コナン】異世界の訪問者41《男主》

2143話 ハロウィンの花嫁 ページ44

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近隣住民によってすぐに通報されたのか、消防と警察の到着は早かった。



「はぁ…危なかった…」

「間一髪でしたね…」


消火活動が始まったビルを見上げ、元太と光彦が息を吐く。



「コナンくん…！無事でよかった！」


座り込んでいたコナンに、歩美が泣きながら抱き着く。




「コナンくん！みんな！」


そのタイミングで集まっていた野次馬の中から声がかかり、蘭が規制線の中に入ってきた。
後ろには目暮警部と高木刑事、佐藤刑事も一緒だ。





「怪我はない？みんな無事？」

「うん。なんとかね」

「爆弾が仕掛けられていたって本当かね!?」



目暮警部の問いに子供たちが「本当だ!!」と口を揃えた。






『…コナンくん』


呆れた様子で子供たちを見ていたコナンに声をかける。



目が合ったコナンにアイコンタクトをするように、規制線をくぐってきた人物へ目を向けた。



コナンは彼――風見さんに目を向け、すぐにスマホでメッセージを送った。





俺とコナンが採取した2つの液体火薬。
これを分析すれば、中和剤が作れるかもしれない。



メッセージに気付いた風見さんは、コナンとその傍らにあるポットと上着を見て、目を見開いた。







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