2061話 世紀末の魔術師 ページ12
「じゃ、電話してくる」
『うん。ここで待ってるよ』
公衆電話が設置されている部屋の前で待つ。
コナンが電話をかけ始めると、廊下の向こうから白鳥警部が歩いてきた。
『…本物は？』
「軽井沢に旅行中」
『なるほど。鉢合わせの心配はないわけだな』
「そういうこと。で？そっちはどこまで掴んだ？」
キッドの声をした白鳥警部が電話をしているコナンをチラチラ確認しながらも小声で尋ねる。
『まだそんなに。今疑われているのは、鈴木会長の秘書の西野さんだけど、彼には犯行は不可能』
「なんで不可能なんだ？」
『…多分西野さん、羽毛アレルギーだ。こっちで保護してるお前のとこの怪我した鳩を見て、慌てて部屋を出て行ったし。対して、殺害現場は引き裂かれた枕の中の羽毛まみれ。そんな部屋にいればアレルギー反応を起こす。それを分かっていながら、わざわざ羽毛枕をズタズタにはしないだろうしな』
「なるほどね。じゃ、引き続きあのボウズと俺の邪魔をした犯人捜しヨロシク」
『そういう言い方されると志気が下がる』
一度コナンの背中を一瞥して、白鳥警部の姿をしたキッドはひらりと手を振って廊下の向こうに消えていった。
「Aさん！」
『うわぁ、何。びっくりしたー』
コナンが慌てたように飛び出してきたため、思わず驚きを口にしてしまった。
「今、ここに誰かいなかった!?」
キッドの視線に気づいたんだろうか。
そういうの、たまにこの子も敏感だからな…。
『いや、俺しかいなかったけど…』
もし視線に気づいていたならば、白鳥警部がいた、と言えばコナンは彼を怪しむだろう。
犯罪者の視線は、普通とは違う。
キッドも義賊の面があるとはいえ、法律の面から見れば犯罪者だし。
『それより、何か分かった？』
「…いや、今博士が調べてくれてる。10分後にまたかける」
『そう。じゃあ待つか』
公衆電話が置かれている部屋の中に入り、ソファに座った。
コナンも隣に座り、一緒に10分待つことにした。
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096 - 神楽さん» 続編のほうに続きますので、そちらでお楽しみください！また、リクエストありがとうございます！前向きに検討させていただきますのでお時間いただくと思いますがお待ちください！ (2023年1月1日 21時) (
レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
神楽 - きたぁぁぁ！？！？ハロ嫁楽しみにしてます!!リクエストしたいです!!出来たらでいいので市川海老蔵さんの話を書いて欲しいです!!お願いします!!頑張ってください!! (2022年12月31日 21時) (レス) @page50 id: 17798d130b (このIDを非表示/違反報告)
096 - SINGさん» 迫るハロ嫁編もどうぞお楽しみに！更新頑張ります!! (2022年12月26日 21時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
SING - もうちょいでハロ嫁ですね！！男主君はどんな役回りするのか楽しみです！更新頑張って下さいヾ(･ω･*)ﾉ (2022年12月26日 9時) (レス) @page43 id: 48ea09d8f7 (このIDを非表示/違反報告)
096 - びぃちゃんさん» 読んでいただきありがとうございます！ハロウィンという単語が出てきましたね！楽しみにしていただけたら幸いです！これからも頑張ります!! (2022年12月25日 20時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：096 | 作成日時：2022年11月13日 20時
