【名探偵コナン】異世界の訪問者33《男主》

1735話 ページ36

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『ってことがあったんだけど行く？』



快斗と氷上と別れ、そのままポアロに立ち寄った。





「ライブ、ですか」


安室さんはまだ予定が分からないといった様子だ。





「ん？おいおいおいおい！そのライブ！」


隣のカウンターでコーヒーを飲んでいた毛利さんが、俺が持っていたチケットに食いついた。




「ヨーコちゃんも出るライブじゃねぇか！俺チケット当たらなかったんだよ！」

『あぁ、じゃあ毛利さんにあげますよ』

「マジかよ！」

「ダメよお父さん！氷上さんは黒瀬さんにって渡したのに…！」


毛利さんの横にいた蘭が制す。



俺は別にいいんだけど…。





「じゃあ、俺の分も追加でもらっておいてくれよ」

「え、お父さんだけずるい！このライブ、今話題のアーティストもいっぱい出るのよ！」

「じゃあ、僕の分はともかく、毛利先生と蘭さん、それとコナンくんの分も追加でもらえるか、聞いてみたらどうですか？」


安室さんの提案に心の中で「ぅげ」っと漏らす。

このメンツなら、確実に何か起きる。



それに、氷上は快斗にもチケットを渡していた。


快斗ならばコナンと鉢合わせを上手く回避するだろうが、また俺がいなかったら発生していなかった話だろうしな…。


俺のせいで発生したイベントを放っておくわけにもいかないし…。








『…追加で3枚貰えないか、聞いてみます』



俺の答えに喜ぶ毛利さんと蘭。


さっそく氷上に追加3枚の要求をすると、もちろんのこと返事はOKだった。








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