1720話 キッドVS高明 狙われた唇 ページ21
「ねぇ和葉姉ちゃん」
今まで珍しく大人しくしていたコナンが和葉に声をかけた。
「もしかしてトイレ我慢してるの？さっきからずーっと膝閉じて屈み気味だけど」
キッドを揺さぶる作戦だろう。
まぁ、俺が口を出さなくても大丈夫か。
「せ、せやねん！冷房でちょっと冷えてしもて…」
「トイレ行くんやったら俺も付きおうたるで。墨で黒なった顔とか洗いたいしなぁ」
「せやね！」
そう言って2人はトイレに行くためにこの場を去って行く。
「Aさん」
和葉をジトっと見ていた目が、今度は俺に向けられた。
『今回は見逃すに足る理由があるかと思って』
「…はぁ、そんなことだろうと思った」
キッドの意図を、コナンも察しているんだろう。
「しかし、盗られてしまった以上いただくものは頂きますよ。賠償金をたんまりとね」
「ああ、分かっておるわ」
鈴木相談役とそんな話をしている宝石のブローカーという男をチラリと見やる。
その横で、諸伏警部がスマホを取り出し、かかってきた電話に対応しだした。
話しながらそっとその場を離れる諸伏警部。
『わ、もう零時過ぎてる…。俺、ちょっと安室さんに連絡してくるね』
コナンにそう言って、彼の後を追った。
・
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096 - つみさん» 一気読みありがとうございました！そしてお疲れ様です…!!もう一周…！嬉しいです！これからも頑張ります！ (2022年1月1日 22時) (
レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
つみ(プロフ) - やっと最新話まで読めました！一気読み楽しかったです！もう一周してきますね！更新頑張ってください！ (2021年12月31日 23時) (レス) id: 5c8f437fce (このIDを非表示/違反報告)
096 - ??さん» ありがとうございます…！何周もしていただいて嬉しいです…っ！これからもいろんなお話を書いていきますので、よろしくお願いします!! (2021年12月13日 22時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - 今まで出会った小説の中で1番好きでもう何周もしています。何回読んでも泣ける素敵なお話で大好きです！緋色の弾丸や次の映画がこの小説にも登場するのが楽しみです！！これからも応援しています。 (2021年12月13日 11時) (レス) id: b0630737aa (このIDを非表示/違反報告)
096 - 伶さん» 初めまして！見つけて読んでくださり、さらには日課にしていただきありがとうございます！頑張って毎日更新してますので、これからもよろしくお願いします！ (2021年12月10日 21時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：096 | 作成日時：2021年11月16日 22時
