検索窓
今日:170 hit、昨日:176 hit、合計:128,951 hit

1723話 キッドVS高明 狙われた唇 ページ24






「じゃ、キッドも来ちまったことだし、タクシーで家に帰るかぁ〜」




欠伸を漏らしながらそう言う毛利さん。

コンクパールはすでに盗まれたものと判断され、現場は撤収作業に入っていた。


俺たちはロビーに出され、解散の雰囲気が漂う。




「えー?タクシーなんかもったいないで!」



未だに和葉に変装しているキッドが毛利さんの言葉に抗議する。


まだここを去る気はないようだ。





「でも、始発まで4時間くらいあるよ?」

「せやったら、この博物館のどっかの部屋で仮眠とらせてもらおーや」

「せやな」



和葉の提案に服部も賛同した。





「ほんならウチ、治郎吉さんに頼んでくるわ!」

「あ、俺も付きおうたるわ!」



そう言って和葉と服部は駆け足で未だに展示室にいる鈴木相談役の元へ行ってしまった。





「…なんだかんだ言って、仲いいなぁ、あの2人」

「だね」



毛利親子が2人の背中を見送ってそんな会話をする。






「いや、平次兄ちゃんがくっついてるのは逃がさないためだよ」

「に、逃がさないって?」



突然そんなことを言い出したコナンに蘭は困惑の表情を見せる。


言ってしまうのか、キッドのこと。







「だってあの和葉姉ちゃん、怪盗キッドなんだもん」

「えええ!?」
「マジか!?」



コナンの発言に驚く2人。






「間違いないよ。あの和葉姉ちゃん、ずーっと膝曲げて屈んでるし、本物の和葉姉ちゃんは自分の事“あたし”って言うのに、あの和葉姉ちゃんは“ウチ”って言ってるし」

「あ…っ、確かにそうだね…」

「だったら、なんでまだ逃げずにここにいるんだよ…」




それはもちろん、まだ宝石を盗んでいないから…。









1724話 キッドVS高明 狙われた唇→←1722話 キッドVS高明 狙われた唇



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (221 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
466人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

096 - つみさん» 一気読みありがとうございました!そしてお疲れ様です…!!もう一周…!嬉しいです!これからも頑張ります! (2022年1月1日 22時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
つみ(プロフ) - やっと最新話まで読めました!一気読み楽しかったです!もう一周してきますね!更新頑張ってください! (2021年12月31日 23時) (レス) id: 5c8f437fce (このIDを非表示/違反報告)
096 - ??さん» ありがとうございます…!何周もしていただいて嬉しいです…っ!これからもいろんなお話を書いていきますので、よろしくお願いします!! (2021年12月13日 22時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - 今まで出会った小説の中で1番好きでもう何周もしています。何回読んでも泣ける素敵なお話で大好きです!緋色の弾丸や次の映画がこの小説にも登場するのが楽しみです!!これからも応援しています。 (2021年12月13日 11時) (レス) id: b0630737aa (このIDを非表示/違反報告)
096 - 伶さん» 初めまして!見つけて読んでくださり、さらには日課にしていただきありがとうございます!頑張って毎日更新してますので、これからもよろしくお願いします! (2021年12月10日 21時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:096 | 作成日時:2021年11月16日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。