検索窓
今日:97 hit、昨日:163 hit、合計:110,256 hit

1574話 14番目の標的 ページ25

景色を眺めている目暮警部や白鳥警部とは対照的に、毛利さんは冷や汗をかいていた。
そしてそれは仁科さんも同様だった。


彼は高所というより、水がダメらしい。





『3って、誰だと思う?』



俺の問いに、零さんはこの場の人物を見渡した。





「…この先に、他にも3を持つ人物がいるかもしれない。もしくは――…」



零さんの視線が、ある1人に向けて止まった。





『…白鳥警部』


彼の下の名前は分からないが、この場で俺と零さん、コナン、蘭を除外すると、残る人物は彼だけ。


でも、もし彼の名前に3があるとしたら、毛利さんの傍にいるのは危険だと自分でも分かっているはずだ。

自分は大丈夫だと高を括っているのか、あるいは自分を囮にしてでも犯人を挙げようという正義感か。


どのみち、後で彼の下の名前を聞いておくか。







考えているうちに、モノレールはアクアクリスタルのホームに到着した。



未来都市を思わせるような構造の建物の内部を進む。


海洋娯楽施設なだけあって、大きな水槽があり、中では無数の魚たちが泳いでいる。




やがて辿り着いたのは豪華な装飾の施されたレストラン。
周りにも水槽が設置されており、まるで海中レストランだ。



レストランの中心にはなぜか、真っ赤なフェラーリF40が置かれてあった。


小山内さんはそのレストランの内装とフェラーリに大興奮している様子だ。





「旭さんが見当たらないですが…」

「妙ですなぁ。客を招待しておいて」

「まさかもう村上に…」



白鳥警部のその言葉に反応したのは宍戸さんだった。




「どういう意味です?“まさかもう村上に”って」

「おお、そうでした。その話をしなければ」



思い出したように目暮警部がさっきの続きを話し始めようとする。







「警部。私はこの中を調べてきます」

「俺も行こう」



白鳥警部と毛利さんが建物の中を調べるために動き出した。




『安室さん、俺たちも』

「そうですね」




知っている事件のあらましをここで聞いていても仕方がないので、俺たちもこの施設の中を調べることにした。









1575話 14番目の標的→←1573話 14番目の標的



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (172 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
409人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

096 - ふぇおさん» こちらこそ、嬉しいお言葉ありがとうございます!寒暖差が激しいので、ふぇお様も体調にお気を付けくださいね。これからも応援よろしくお願いします! (2021年10月17日 23時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇお(プロフ) - いつも楽しみに読ませていただいてます!!!体調を崩さない程度に更新してくださいね、応援してます頑張ってください!!神作をありがとう!!! (2021年10月17日 0時) (レス) @page20 id: c548f35cab (このIDを非表示/違反報告)
096 - シオンさん» ありがとうございます!楽しんで頂けるよう頑張ります! (2021年10月3日 21時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 096さん» 映画ストーリーは好きです、頑張って下さい (2021年10月2日 16時) (レス) @page6 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
096 - シオンさん» ありがとうございます!! (2021年10月1日 23時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:096 | 作成日時:2021年9月28日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。