771話 ページ22
「…あんた…警察、だったのか」
『ううん。違うよ』
「は…⁉」
響輝は顔を上げた。
『俺は探偵助手。でも、強い後ろ盾と一緒だから、安心して』
「たん、てい…?しかも、助手…?」
『今日は、答え合わせに付き合ってよ』
困惑しながらも頷いた響輝に、昨日の推理を披露した。
「…す、すごい…。全部、その通りだ…。天野は俺を利用してあのサイトを作らせて…。あの人が男を利用して、用済みになったら弱味を暴露して逮捕させたり、保険金目当てで殺したり…してるのを、知って…怖くなって…」
『…響輝くんも、脅されてた?』
「……余計なことを言えば、俺だけじゃなくて…美幸さんも、殺すって…」
叔母である飯田先生も人質に取られていたか…。
『…よく頑張ったね。あとは任せておいて』
頭を撫でると、響輝の瞳から涙が零れた。
「あ…りが、とう……っ」
自分の欲のために、多くの人間の人生を狂わせ…時には殺して…。
こんな若い少年まで陥れるなんて、許されることじゃない。
テロの可能性は低いことは分かった。
ここからは、1課の管轄だろうけど、それを判断するのは俺じゃない。
零さんは、どうやって彼女の罪を暴くつもりだろうか。
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096 - ロマンス細胞さん» いえいえ!こちらこそこめんとありがとうございました!告白もありがとうございます(笑) (2020年2月13日 13時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
ロマンス細胞(プロフ) - 096さん» 返信ありがとうございました!(´;ω;`)めっちゃ好きです←(突然) (2020年2月12日 22時) (レス) id: 3aaa867c85 (このIDを非表示/違反報告)
096 - ロマンス細胞さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!これからも頑張ります! (2020年2月12日 21時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
ロマンス細胞(プロフ) - 最高です。これからも頑張ってください!!楽しみに読んでます。 (2020年2月12日 20時) (レス) id: 3aaa867c85 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 赤の他人さん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけるように頑張りますね! (2020年2月10日 20時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:096 | 作成日時:2020年1月20日 21時