668話 紅の修学旅行 ページ19
「沖田総司くんって知ってます?」
その名前が出た瞬間、新一の纏う空気が変わった。
目つきも変わっている。
そういえば、俺が入院してるときにコナンの口からその名前を聞いた気がする。
確か新一に似ているという、京都の剣道高校生。
彼に会いに行くと蘭が言っていたから、新一は必死になって修学旅行に参加したと言ってもいいだろう。
要するに、嫉妬だ。
「ああ…あの剣道小僧なら、ウチと同じクラスです」
紅葉さんは眉を顰めながらどうでもよさそうに言った。
どうやらあまり彼を好きではないらしい。
だが蘭は「そうなんですか!」と目を輝かせて嬉しそうだ。
それを面白くなさそうに見ている新一。
「ま、立ち話もなんだし、中に入って話しましょか」
紅葉さんがそう言ったので、店の扉を開けようと引き戸に手をかけたときだった。
「天狗やー!!木屋町通りに天狗が出よったでーっ!!天狗やー!!」
路地の向こうで必死になって男性が叫んでいる。
「天狗…?」
俺達は急いで路地を抜けて木屋町通りに出る。
するとそこには、たくさんの天狗の面をつけた人達が、一般の人達を追いかけ回していた。
「おいおいおい…」
『なんだこれ…!』
木屋町通りは異様な光景と、逃げる人達の悲鳴に満たされていた。
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096 - ちぃさん» 読んでいただきありがとうございます!深く考えていただき、嬉しい限りです…!人の数だけいろんな行動の仕方があると思います。葛藤の中で得た黒瀬の決意を、これからも見守ってあげていてください! (2019年12月22日 21時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 別れたからってなにもしないのではなくて、世界を変えれないのなら影からサポートしたり守ったりするかも、、、。唯一の方法かなと思いました。 (2019年12月22日 1時) (レス) id: 13503def23 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - やっと読めました、自分ならどーするか考えました。大好きな世界の均衡を保つ為、大好きな人を守る為にも、零さんから恨まれるくらいに嫌われてから別れるかなーって。全てが終わった時にもう一度始めからやり直す選択をするかも知れないですね。 (2019年12月22日 1時) (レス) id: 13503def23 (このIDを非表示/違反報告)
096 - りんねむさん» コメントとお気遣い、ありがとうございます!一気読みお疲れさまでした!これからも頑張りますので、よろしくお願いします! (2019年12月17日 14時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 初コメ失礼致します。ここ数日で最初から一気に読んじゃいました!とっても面白いです!無理なさらぬよう、更新頑張って下さい!陰ながら応援しております!(*^^*) (2019年12月16日 18時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:096 | 作成日時:2019年11月26日 23時