545話 ページ46
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つれてこられたのは、高級日本料亭。
大住は常連らしく、女将に案内され個室に入った。
「急な誘いで悪かったね」
『いえ、俺も大住プロデューサーとお話したいと思っていましたから』
「へぇ、それは嬉しいね」
席に座ると、大住が料理と酒を俺の分も含めて注文する。
『…大住さんは、どうして俺のことをこんなに気にかけてくれるんです？』
「びっくりしたんだ、特番を見たとき。君は1000年に1人の逸材だよ。どうして今まで誰も声をかけなかったんだ、と憤りさえ感じたよ」
どうしても何も、この世界の人間じゃないしな。
『でも、俺は今回のドラマ限りですよ。元々代役ですし、これ以上前に出る気はありません』
「そんなもったいない！君には才能がある！俺がもっと押し出してあげられる！…ここだけの話、今度事務所を立ち上げるんだ。君にも所属して欲しい」
…事務所の立ち上げ？
第6感が反応した。
『…事務所、ですか』
少し、考えるフリ。
「君なら間違いなく一番人気の売れっ子になるよ…！」
大住のお気に入りだけが集められたパーティーが定期的に開催されている。
佐伯さんに貰った情報だ。
『…他にも、誰か所属が決まってるんですか？』
「ああ。移籍してもらう子達もたくさんいるよ」
大住から告げられたその名前の人物達は、俺でも知っている今売れている俳優や女優たちのものばかりだった。
『そんな凄い人達の中に俺が入っても…埋もれちゃうだけですよ…』
しゅん、と肩を落とす…演技。
「そんなことない！君は今回のドラマで間違いなく世間から注目される！」
大住が身を乗り出したとき、料理と酒が届いた。
「どうぞ、ごゆっくり」
配膳を終えた女将が下がる。
「…黒瀬くん、お酒は？」
『いただきます』
怪しい素振りがないか目を光らせながらも、俺も大住のお猪口に日本酒を注ぐ。
催淫剤の類なら、免疫はあるから問題ない。
でも、そんな素振りは今のところない。
左手の薬指に薄っすら指輪のような痕があるのが見えた。
離婚…してるのか…？
今家族がいないなら、ただの遊び人ってだけで、カルトの件は関係ないのでは、と思うほど大住は今のところシロだった。
じゃあ、さっきのザワついた感覚は気のせいか…？
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096 - 竜呀さん» ありがとうございます!!いえいえ、とても伝わってきて嬉しいです…！これからも頑張りますので、楽しみにしていてください！ (2019年10月4日 13時) (
レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
竜呀 - 096さん» あぁぁ、もう好きです...、!!無事尊死できました。ありがとうございます。も、もう..語彙力が無さすぎて申し訳ないんですが、もう本当に好きです、此れからも更新頑張って下さい、口元ニヤニヤさせながら、楽しみにしてます。 (2019年10月3日 23時) (レス) id: 1cb8427f4e (このIDを非表示/違反報告)
096 - 熊さん» 久しぶりの甘い展開、悶えていただけてよかったです！笑 (2019年10月3日 16時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
熊 - あぁぁぁぁヤバい尊い…二人とも可愛すぎますね、無事悶え死にました。 (2019年10月2日 23時) (レス) id: cb6c87cd7b (このIDを非表示/違反報告)
096 - 架印�靴気�» ありがとうございます！そう思っていただけているなら、嬉しいうえに励みになります！これからも頑張ります!! (2019年10月1日 21時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：096 | 作成日時：2019年9月9日 13時
