541話 ページ42
今日の撮影時、ようやく動きがあった。
撮影の見学に来たベテランプロデューサーの大住伸彦。
彼はあの特番を見たらしく、俺に会ってみたいと撮影現場にやってきた。
見た目はごく普通の50代の男性。
体型はややぽっちゃり型。
少しの間話をしただけだが、彼は俺をいたく気に入ったらしく、今度食事をと誘ってきた。
そこまではよくある話だ。
一連の流れを見ていた佐伯さんが俺に気をつけるように忠告してくるまでは。
「大住プロデューサー、お気に入りを見つけると手が早くてね。噂だけど、男女問わず彼のお気に入りが集まるパーティーが定期的に開催されるらしいよ。あまり良い噂は聞かないから、気をつけてね」
カルトの根源が彼の可能性はある。
しばらくは監視対象だ。
そのために、誘われた食事もぜひ、と承諾し、連絡先も交換した。
「ねぇねぇA兄ちゃん。どうして急にドラマに出ることにしたの？」
俺と安室さんのアイコンタクトを見たのか、それとも何か裏があると察したのか、猫を被ったコナンが俺の隣に座って尋ねてきた。
『代役なんだよね、俺。ヨツバの役者さんが事件の被害者になっちゃって、ドラマ出れる状態じゃなくて。たまたま俺がその現場に居合わせて、まぁいろいろ』
ざっくりとした説明にコナンは納得はしたようだが、全てではないらしい。
「…でも、それだけでAさんが全国に顔を晒すとは思えないんだけどなぁ。前回の雑誌とは規模が違うよ？」
暗に、組織の目に触れることを案じているんだろう。
そして、別に目的があるのではないかと探ってきている。
『ここからは秘密だよ、ね？安室さん』
「ええ」
目を合わせて微笑みあうと、あからさまに冷たい視線をいただいた。
何もない、と隠しても無駄だろうから、それだけ言っておく。
まぁ、ここで引き下がる名探偵ではないだろうが、あとは彼の赴くままに動けばいい。
これも俺が中心の出来事だし、原作には関わらないだろうから慎重にしないとだけれど。
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096 - 竜呀さん» ありがとうございます!!いえいえ、とても伝わってきて嬉しいです…！これからも頑張りますので、楽しみにしていてください！ (2019年10月4日 13時) (
レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
竜呀 - 096さん» あぁぁ、もう好きです...、!!無事尊死できました。ありがとうございます。も、もう..語彙力が無さすぎて申し訳ないんですが、もう本当に好きです、此れからも更新頑張って下さい、口元ニヤニヤさせながら、楽しみにしてます。 (2019年10月3日 23時) (レス) id: 1cb8427f4e (このIDを非表示/違反報告)
096 - 熊さん» 久しぶりの甘い展開、悶えていただけてよかったです！笑 (2019年10月3日 16時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
熊 - あぁぁぁぁヤバい尊い…二人とも可愛すぎますね、無事悶え死にました。 (2019年10月2日 23時) (レス) id: cb6c87cd7b (このIDを非表示/違反報告)
096 - 架印�靴気�» ありがとうございます！そう思っていただけているなら、嬉しいうえに励みになります！これからも頑張ります!! (2019年10月1日 21時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：096 | 作成日時：2019年9月9日 13時
