検索窓
今日:520 hit、昨日:871 hit、合計:2,622,653 hit

26話 探偵たちの夜想曲 ページ27




翌日から、さっそく俺はレストランコロンボでバイトをしていた。



「注文お願いしまーす」

『はーい』
 

元々順応性は高いため、仕事内容は大体覚えた。
 

テロ組織に潜入していたときも、世を忍ぶ仮の姿、黒瀬Aとしてバイトをしていたから慣れたものだけど。
 
忙しい昼間を越えて、今は大分落ち着いてきたところだ。
 

そんなとき、来客を知らせるベルが鳴った。
 
入って来たのはコナンと毛利蘭、あの毛利小五郎。そして安室さんだった。



『いらっしゃいませ…、どうしてここに』

「お疲れ様です、黒瀬さん。ちょっと探偵のお仕事で、毛利先生に同行しているんです」

「あれ、こんにちは、黒瀬さん」

「黒瀬さん、ここでお仕事始めたんだね!」

「あ?誰だ?こいつ」
 

毛利小五郎がじっと俺を見つめた。



「彼は黒瀬Aさん。今、僕の家に居候していて、僕の助手をしてもらっています」
 

安室さんがにこやかに毛利小五郎に俺を紹介する。


「はぁ?安室、お前は俺の弟子だろ?弟子に助手って…」
 

毛利小五郎はジッと、俺を値踏みするように見ると…。


「じゃあお前も俺の弟子同然だな!」
 

バシバシと俺の背を叩いた。
 

な、馴れなれしい…。



『も、毛利小五郎さんですよね、お会いできて光栄です』

「はっはっは!そうかそうか!」
 

俺のお世辞に毛利小五郎は上機嫌になる。



『それで、探偵の仕事でなぜここに?』

「毛利先生の依頼人が、このコロンボで話をしたい、と連絡をしてきたので」
 

なるほど、ここで待ち合わせか。


「あの、お昼まだなので、注文してもいいですか?」
 

席に座った毛利さん…って、毛利さんが二人いるから、蘭でいいか――が聞いてくる。


『あ、はい。どうぞ』
 

毛利さんと蘭、コナンはそれぞれ昼食を頼み、安室さんはコーヒーを頼んだ。
 






出来上がったそれをテーブルに運び、空いた席の片づけをしていると、彼らの会話が聞こえてきた。



27話 探偵たちの夜想曲→←25話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (733 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2488人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

096 - ゆずりはさん» 返信遅くなってしまいすみません…!2週目嬉しいです!改めて楽しんで頂けると幸いです! (12月5日 20時) (レス) @page23 id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずりは(プロフ) - 2週目読ませて頂きます!黒瀬くんめちゃくちゃ好きです!♡ (11月14日 20時) (レス) @page2 id: c114e89f61 (このIDを非表示/違反報告)
096 - はるさん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません!2回目読んでいただきありがとうございます!!ハロと出会うのは444話です! (2022年9月13日 15時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
はる - すごく面白いです!!!ストーリー読みやすくて、2回目を見てます((笑。 聞きたいことがあって、ハロと出会うシーンって何話でしたっけ?思い出せなくて、、、 (2022年8月11日 17時) (レス) id: 9c65c52711 (このIDを非表示/違反報告)
096 - みこさん» ありがとうございます!とても長いですが、ぜひ楽しんでください! (2019年8月21日 22時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:096 | 作成日時:2019年1月30日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。