124＊渋谷アカリエ�� ページ27
槍投げで使うような槍が、彼女の右肩と左太ももを貫通していた。
さらに暴行されたのか、顔があざになったり、内出血している。
A「…ッ、どうして…」
降谷「っ、野谷さん…」
A「私は…あなたに助けてきてほしくなかった…ッ、このまま死なせて…」
野谷さんは嗚咽を耐えながら泣く。
A「私はあなたの大切な人を殺した…私を好きだと言ったもの、バーボンとして、安室透として言っただけ」
降谷「違う！」
A「そうなの！…ッそうだって、言って…」
違う…君に、そんな顔してほしいわけじゃない。
そんな思いをしてほしくて…ここまで来たんじゃない。
シャンディ「トキは、君をお呼びでないらしい。お前は、何者でここに来た？…バーボンか？それともォ…安室透くんか？」
シャンディは挑発するように、言葉を吐き捨てる。
降谷「安室じゃない」
俺は腰を落とし、シャンディから奪った拳銃を構えて戦闘体制に入る。
シャンディ「いつのまに、…！」
降谷「公安警察、降谷零だッ！！」
A「ッ！」
Aside
安室さんが銃を発砲する。
それは、シャンディの左胸を貫通した。
シャンディ「っう゛…！」
降谷「急所は外した。しばらく這いつくばっておけ」
安室さんは聞いた事もない低い声でシャンディにそう言うと、私に近づく。
降谷「野谷さん」
A「ッ…」
申し訳なさそうに眉を下げて、壊れ物でも扱うかのように優しく頬を撫でられる。
降谷「野谷さ」
A「ッ私はスコッチを殺したの！！もう私に構わないで！！アンタなんて大っ嫌いッ！！」
お願い逃げて…。
私の事など構わず…。
思えば私は、あの5人に生かされてきたんだ。
萩原研二と幼少期に会い、誘拐されても松田陣平、伊達航に助けてもらい、実験施設にいた時は諸伏景光に優しくされ、そして今…降谷零に救われようとしている。
私はそんな…今さら、生かされるような人間じゃ…。
降谷「それは本心か」
A「ッ…」
降谷「なら…何故、僕の事を助けた！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 172人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
blossom(プロフ) - 完結おめでとうございます!! 終盤が素晴らしすぎます...(:_;) 素晴らしい作品をありがとうございました!! (2022年11月9日 6時) (
レス) @page33 id: 2157140457 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 114話、送ってるじゃなくて、送ってやるです。 (2022年11月5日 16時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
真竜(プロフ) - 明里香さん» 誤字のご指摘ありがとうございます。 (2022年11月2日 22時) (レス) id: c82119363b (このIDを非表示/違反報告)
真竜(プロフ) - ここあらてさん» コメント遅くなってすみません！また更新再開しましたので、見ていただけると嬉しいです！ (2022年11月2日 22時) (レス) @page10 id: c82119363b (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 107話、落ちいたじゃなくて、落ち着いたです。 (2022年8月23日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：真竜 | 作成日時：2022年6月25日 13時
