狐とマフィア時代 (ページ2)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:4,352 hit

狐の陰。ページ2

ここは物語の一寸した前置きのようなものです。飛ばしていただいても問題はありません。

物語の始まりは主人公、詰まりは濡羽が生まれる前。

濡羽のの両親の実家はお互いかなり妖界(ようかい)で権力のある家だった。

濡羽の両親は決められた相手がいたにも関わらず結婚。所謂駆け落ちをした。

その結果、父方の母は大激怒。濡羽が生まれた後、逃げた二人を見つけ、生まれた子供も純血であることを知り、跡継ぎにするために濡羽の両親を殺し、連れ去った。(因みに母方の両親はちゃんと好きな人がいると聞き、駆け落ちする直前に縁談をなかったことにしてもらっていた。)

濡羽は両親は崖から転落、詰まりは事故で亡くなったと聞かされて育ったが、ある日家の使用人たちが自分の祖母が両親を殺したと知り、そこで異能力が暴走。祖母だけでなく、屋敷の人たち全員を殺めてしまったことにショックを受け、自らの異能力を使い蜘蛛の糸で繭を作りその中で眠りについた。

が、しかし。
彼女が眠りにつく数ヶ月前、彼女の祖母はポートマフィアと契約を結び、彼女を売り渡すことになっていた。

さァ、物語は彼女が眠りについた数が月後から始まっていく。

このページを読んでくれた方々、長々とお付合いいただき有り難うございます。

それでは始まり始まり。