幼き殺人鬼 (ページ3)

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力の差ページ3

目を覚ました。
むくり、と起き上がる。

ジャラリ、と鎖の擦れる音がする。
そっか、捕まったんだ。

皆私を殺そうとしたから。
だから身を守るために殺した。

でも皆、信じてくれない

?「なんや、起きたんか。ついてこい。逃げようとしたら殺すからな」

鎖の部分持ってるんだもん、逃げられないに決まってるよ

頷いた。
ゆにふぉーむ？をきたひとは私を睨み付けた

あのときの人達と同じ……
皆、私を……

忘れなきゃ、ダメだ。

ドアを開ける

なんかいっぱい人がいる、
怖い、皆私を睨んでる。

低い声の人が言う。
?「お前が例の殺人鬼か、」

『殺人鬼？違うよ』

『私、自分を守っただけ』

『皆、私を殺そうとしたから』

すると皆色々な表情を見せる

『故郷焼かれた、この目のせーで虐められた、お母さんお父さん殺された、お兄ちゃんどっか行った』

ぎゅ、とスカーフを握る。

?「面白い、トン氏!こいつを幹部にするゾ!!」

?「ハァ！？普通殺人鬼なんて幹部にするか!!」

?「トントン、この子は嘘をついてないめう～」

糸目の人が言うと静かになった
?「動揺や緊張の気配すら感じなかったから読みずらかったけど……一瞬悲しんでる。」

糸目の人は私の前に座って頭撫でた
お兄ちゃんのやってくれたこととそっくり……

あったかい。