ただの隣の部屋のお兄さん…じゃない！？【橙】

５日目 ページ8

「えぇ……もう帰っちゃうの？」


あおい『うん。あんまり遅く帰ると母の雷がw』


「そっかぁwあ、送るよ？」


あおい『大丈夫。ジ…お兄さんと仲良くやるんだぞ』


「言われなくても仲良くしますぅ〜ww
…気を付けてね！またいつでも来ていいから、！」


あおいは振り返らずに、手をふってこたえた


……そういえば、もうすぐ学校始まるな…そろそろ準備しとくか


作業が一区切りついた頃


ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ


誰だろ


ドアを開けてみると


『Aちゃーん！もらったうどん、一緒に食べよーぜ！』


「いいんですか！？ちょうどお腹が空いていたんです！」


正直、お腹は空いていなかった。けど、お兄さんと一緒に居たかった


なんでかな


「おじゃましまーす、、」


『ええよwそんなかしこまらんでもww適当にくつろいどいてやー』


お兄さんの作ってくれたうどんは、海老の天ぷらやかまぼこが入っていて、食べるのがもったいない
くらい美味しそうだった


「うわぁ〜〜！！いただきま〜す！」


…ん、！なにこれ！？すごく美味しい！！イケボでイケメンで料理できるって完璧じゃん！


『はははwwやろー？wAちゃんが喜んでくれるならいくらでも作ってあげるわー！』


ん？この声、やっぱりジェルくんに似てる…


そのことはなんとなく触れないでおこうと思った。


「…ちょっと私、トイレに行ってもいいですか、？」


『ええで〜案内したる！』


このマンションの部屋すごい大きいから、どこになんの部屋があるか忘れちゃうよな


見てる限り、隣の部屋でもだいぶ構造が違うし


とかなんとかボーっとしながらお兄さんの前を歩いていると


『Aちゃん！？危ない！！』


お兄さんが言ったときにはもう遅かった


「え！？うわぁ！！！」


ﾄﾞｻｯ


見事に転んだ………………お兄さんも巻きぞいにして


『痛ててて……A、大丈夫か、？』


頭がフリーズした。だってお兄さんに床ドンされている状況だったから


『ん、、、？ああ！！Aちゃん、！ごめんn』


お兄さんが喋り終わる前に、私はお兄さんの家を出てしまっていた

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