ただの隣の部屋のお兄さん…じゃない！？【橙】

遊園地ー電車ー ページ37

遊園地……！久しぶりだぁ！はやく着かないかな……！


カフェから少し遠いくらいの距離にあるので、電車で行くことに


その日は満員電車で、おしくらまんじゅう状態


『A……！こっちやで！((ﾎﾞｿｯ』


ジェルさんが手招きで少し広いスペースへと案内してくれた


「ありがとうございます……！」


ゆうてもけっこう狭くて、、、うんこれって壁ドン、？


ジェルさんは手の置き場がなかったようで私が立っている壁の近くに手を置いてくる


ヤバイ……！直視できない……


そう思ったとたん


ｶﾞﾀﾝ


電車が大胆に揺れた


……！？


揺れた衝動で目をつぶってしまった私はおそるおそる目を開けると…


『A……？大丈夫かぁ……？』


目の前にジェルさんの顔があった。もう少しで唇が触れる……！


「だ、だだだだ大丈夫です……！！」


『ﾌｯ ならよかった……』


！？……その近さで微笑まれるのは


……ずるいです


ずっと思ってたんだけどさ、、、私たちってカップルくらいのことしてるよね！？ジェルさん自覚なさそうだし？あぁもう！ほんと嫌になっちゃう！！


よ〜しっ！もう！遊園地でジェルさん振り回すぞ〜！！笑


ーーーーーーーーー
ジェルside


電車でしっかりAをリードせんと……！


俺は少し空いているスペースにAを招き入れた……のはいいんやけどな


手……どこ置こう……


手すりが全部うまっとる！？こんなことあるんか！？


……仕方ない……俺は壁に手をついた


ｱﾊﾊ やってもうた……壁ドンやんか！！


……そういや、A……彼氏いるよな？そう考えたら俺……Aにひどいことしとるよな……すぐにでも謝らんと……


……でもな、A？もう少しこのままでいさせてや……俺の気持ちにきりをつけたいし……ごめんなわがままで

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