ただの隣の部屋のお兄さん…じゃない！？【橙】

１４日目 ページ20

ｶﾞﾁｬ


…はぁ……学校行くのやだなー……まぁでも遠井ちゃんに会えるんだし！！


ドアを開けたらジェルさんとばったり会ってしまった


「『あっ…………』」


ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ それと同時に走り出してしまった


なんで？いつもはジェルさんを見るだけで嬉しいのに……今日は辛い……


ただのお隣さんとしか思ってないことが分かったからかな…？話したいのに、話したくない……


複雑な感情を払うかのように、全速力で走った


……あれ、？私……泣いてる…？


涙を拭ってから教室のドアを開けた


遠井『おっ！Aちゃん！！待ってたわよっ！……あれ？目、赤いけど大丈夫そ？w』


「あ、あぁうん！徹夜でゲームしちゃったんだ！」


遠井『あらそうなの？wwほどほどにしときなさいよー！
(ごめんね……Aちゃん…うちのジェルのせいで……)』


良かった遠井ちゃん、気づいてないみたい。あんまり、心配かけたくないんだよね……


ーーーーーーーーー

？『……お……ー…………おーい』


「は、はい！！」


やばっ！授業中ボーっとしてた、！


こ『A大丈夫か？こーこっ！テストに出るから！』


「は、はい。すいません……」


授業後、ころん先生に呼び出された。どうせ怒られるんだろうな


こ『A大丈夫？？朝から元気ないよー？僕でいいなら気軽に相談乗るからさ！！
恋愛でも、、、ドーンとこいっ！』


ころん先生は一瞬赤い顔を見せ、仁王立ちで手を組んだ


「フフッwwありがとうございます。元気が出ました！」


午後の授業も頑張るんだぞー、と言って、職員室へ帰ってった


優しいな、と思いながら席に戻ったら


さ『A、？今日空いてる？』


と、さとみくんが聞いてきた


「空いてるけど、、、なんで、？」


さ『俺、ずっと気になってたケーキ食いに行きたいんだけど、男一人じゃ……ねぇ？
だから、ついてきてくんね？』


私も最近甘いもの食べてないから、誘いを受けることにした


ーーーーーーーーー
ｶﾗﾝｺﾛﾝ


うわぁ！素敵なお店！！


「誘ってくれてありがとね！」


ケーキを食べながら言った


さ『いいんだよ俺が行きたかったんだから
……それよりさ、今日ずっと元気ないよね？……聞くから、相談してみ？』


あぁ……どうしよ……言いにくいことだけど、さとみくんにも何回も助けられたし……言ってみようかな


「実は……」


と、これまでにあったことを全部話してみた

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