もうすぐ死ぬ人が歌ってみた2 【歌い手】

よんじゅうはち ページ9

そらるさんが私の病院に来てくれるというので、ちょっとおめかしして待ってた
てか、病院って結構人いるけどバレない！？
大丈夫かなー


コンコン


『はい』


？「遅くなってごめん。」


『え？どちら様ですか？』


そ「そらるです」


『え！一瞬誰かと思いましたよ！』


そ「いやー、完全防備だから」


『あはは』
そらるさんはスラっとした体型でイケメンで彼氏だったら、いいなーなんて思った



そ「ん？どうかした？」


『いやなんでもないです！』
やばい、顔に出てたかもしれん！


そ「作詞あれからどう？」


『それがですね…入れたいフレーズが決まりまして…【ひとりになると不安が襲ってくる】【今かもしれない】【明日かもしれない】なんですけど、どうですか？』


そ「いいんじゃない？」


『でも、ここからがなかなか決まらなくて…』


そ「じゃあ、少し作詞のことは置いといて俺と話そうか」


『でも、作詞が…』


そ「大丈夫」


『じゃあ少し話したいです…』


そ「ごめん、質問するね、Aは本当に死ぬのが怖くないの？」


『全然、怖くないです！って前まで言ってたんですけど、最近病気の症状が自分で分かるようになってきて…』


そ「うん」


『あの…すみません…。ちょっと涙が…』


そ「いいよ、泣いて」

そらるさんはそう言って私を抱きしめてくれた









ずっと









ずっと

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