1話 ページ2
哀「あなた、今すごく危険な状況よ」
珍しく哀ちゃんが家に来たと思ったら急にそんなことを言われ、さすがの私でも「え…」と言葉を詰まらせてしまった。どうやら組織の人たちが新一について調べている可能性があって、組織が私に接触する可能性があるのだとか…
哀「それで、組織が自分に牙を剥くはずがないって考えでそのまま北条Aとして過ごすのか、もしくは…」
哀ちゃんは、カバンから一粒薬が入ったかわいらしい小瓶を私に手渡して、
哀「改良って言っていいのかわからないけど、幼児化する薬に改竄したAPTX4869を呑んで私たちのように子供の姿で過ごすか…Aはどちらを選ぶのかしら?」
私はどうしようかと悩んだ。もし哀ちゃんの思い過ごしで組織目が私に向かなかったら解毒薬をいくらでもくれるらしい。…体に支障がなければ、だけど…新一と違っていつでもこの体に戻れる可能性があるのなら…そして、何より新一の相棒として隣に立てるなら…
A「いいわ…」
私は、この薬を飲む＿＿＿と言い張った瞬間にけたたましくインターホンが鳴った。なんてタイミング…と思いながら扉を開けると、そこにいたのは新一だった。
A「新…一…」
私がぼそりと彼の名前を呟くと、新一が私のところに駆け寄ってきて私の手をつかみ、大きな声で「飲むな‼‼」と叫ぶ。
コナン「頼む‼A…呑まないでくれ‼‼」
新一の圧に狼狽しながらなぜ新一が薬のことを知っていてここにいるのだろうと考えていると、私の後ろ…家の中から「じゃあ組織がAに牙を剥いたらどうするつもり⁉」珍しく怒気を孕んだ哀ちゃんの声が聞こえてきた。…なるほど、哀ちゃんは新一にもこのことを話していたのか…すると新一は私をつかんでいた手を離し、哀ちゃんに詰め寄る
コナン「だからって…此奴にあの薬を飲ませるのは危険すぎる‼‼此奴には…Aだけは…」
哀「組織に狙われた時の方が危険なのよ⁉」
エスカレートしてきた新一を哀ちゃんの言い争いを止めるように二人の間に割って話言って「ストップストップ‼‼」と声をかけると二人は互いをにらんでいた視線を私の方に向け、「Aはどうするつもりなんだ?」と新一に尋ねられる。
A「…私は飲もうと思ってる」
次の瞬間、新一は「わかってんのか⁉」と私に思いっきり怒鳴りつける。…私だってもちろん薬が危険だなんてことはわかってる。…でも…それでも私は…
A「私は、あなたの隣に立ちたいの…」
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フランドール(プロフ) - にいはさん» はい、好きです!!お気付きかとは思いますが幼児化したときの名前と母親の名前は東方projectのキャラから取りました。同じように東方projectが好きな方にも読んでいただけて嬉しいです!! (2022年4月23日 17時) (
レス) id: 151f31884d (このIDを非表示/違反報告)
にいは - ふっふっふっ。私には、分かりますよ。作者様、東方Project好きでしょう！！私も好きなんです！！（これで違ったらどうするんだ） (2022年4月23日 17時) (レス) @page1 id: 399162e827 (このIDを非表示/違反報告)
フランドール - Lemonさん» コメントありがとうございます。11話と14話、訂正しておきます。 (2019年7月13日 6時) (レス) id: e0624ff3f8 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - 14話も主人公の考えていることのかっこのなかで平治になってますよ (2019年7月12日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - 11話の和葉の台詞で、平治になってますよ (2019年7月12日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フランドール | 作成日時：2019年5月29日 19時
