伝説セブン!＿＿3 ページ7
監督生side
「Aを少し借りてもいいですか。
せっかくだしこいつらに紹介しておきたいんです」
トレイ先輩のその言葉に今まで笑顔を浮かべていたリリア先輩の表情が固まる。
ケイト先輩も『何言ってんの。お前』みたいな顔でトレイ先輩をぎょっとした顔で見つめたが、当の本人は涼しい顔だ。
「...たまたまAが食堂に来ているのに気付いて...わざとか？」
「何のことです？」
ヒヤヒヤとした顔で2人を交互に見つめるケイト先輩と現状がよく分からないが明らかにやばい雰囲気に冷や汗をかく私達。
無言の時間が続き、折れたのはリリア先輩の方だった。
「...まあ良かろう。しばし待っておれ」
そう言って立ち去っていくリリア先輩の後ろ姿が少し小さくなってから安堵の溜息をついた。
「あっちの席とオレたちの席、軽く20メートル以上離れてんのに、オレらの話が聞こえたってこと？
コワッ！」
「いや、それよりもトレイ！軽率にディアソムニア寮にケンカを売らないでほしいな！」
怒ったようにトレイ先輩に注意をするケイト先輩に『すまん！すまん！』と笑ってごまかした。
「でもおかげでAとゆっくり話せるだろ？」
「ウッ！そりゃそうだけど...」
その2人の会話に割り込むようにエースが声を上げた。
「あのッ！Aって言うのは...」
トレイ先輩とケイト先輩は私達の顔をゆっくりと見渡した後、満面の笑みを浮かべた。
「お前達の先輩だよ。ディアソムニア寮2年。
そして【この学校の華】だ」
そのときすでに私の視線はこちらに向かって歩いてくる1人の人物にいっていた。
美を追究するポムフィオーレにいても目立つぐらい顔が整っているその人はディアソムニア寮らしい品格のようなものも備わっていた。
その人は私達の目の前まで来るとピタリと足を止めた。
「あの、私を呼んでいたと聞いたのですが...」
少し困惑気味にこちらを見てくるその人は明らかに女性で、先程の【この学校の華】だというトレイ先輩の発言にも納得できるほどの美貌の持ち主だ。
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晏昊 - 面白くて一気見しちゃいました！続き待ってますよ〜！ (2022年5月3日 0時) (
レス) @page28 id: 92be24dccc (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年11月1日 10時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2020年10月24日 23時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
ウツボだよ☆ - いやwwww監督生ちゃんのキャラ好きwwwwww面白れぇwwwwこれからも更新頑張ってください！ (2020年10月11日 16時) (レス) id: 5d8b13751b (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年9月12日 10時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でめきん
| 作成日時：2020年9月3日 16時
