【ツイステ】学園の華が尊過ぎる件について

難癖バッドガイズ！＿＿1 ページ27

監督生side

「あの、このメモに書いてあるあるものが欲しいんですが」


「あとツナ缶が欲しいんだゾ！」


驚きで動揺をしたデュースは声を少し上擦らせながらメモをミステリーショップの店主、サムにメモを見せる。
グリムはユウの腕から飛び出し、カウンターに乗り移る。


『ツナ缶』と言い張るがそんなお金はないし、トレイ先輩からもらったお金でそんなものを買ったら正座待ったなし。


「コラ！ツナ缶はいりません！」


デュースはグリムの頭をギュムっと押しつける。
比較的常識人のデュースのおかげで私のお財布は守られた。


「なになに？生クリームと卵と......これまたSweetなラインナップだ。

OK!今出してくるよ」


メモを見たサムさんは『ふんふん』と何度か頷いた後、意気揚々と店の奥に消えていった。
生クリームや卵などの生ものがあるとは半信半疑だったが、ここにあるということは需要があるのだろう。

......誰が買うのかはかなり限られてきそうだけど。


「おぉ......本当にあるのか」


デュースも同じく少し疑っていたようだったが、平然と対応してくれたサムさんに感嘆の声を上げた。


「はい、お待ちどうさま。
重たいけど持てるかい？

今なら荷物運びにも使える宙に浮かぶ円盤1/100サイズが30％OFFでお買い得だよ」



「なんだそれ、おもしろそうなんだゾ〜っ！」


しれっと商売するサムさんの声に反応したグリムはキラキラと目を輝かせた。


「け、結構です！行くぞグリム！」

「ぶに"ゃ〜！もっと遊んで帰るぅ〜！」


これはまずいと思ったデュースは慌ててグリムを抱え上げる。
これはグリムにお使いとかさせちゃいけないな。


「OK、OK。それじゃあ小鬼ちゃんたちのまたのお越し、お待ちしてマース！Ｂye！」


笑いながら明るく手を振ってくれるサムさんに別れを告げた。

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