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攪拌シークレット!__2 ページ26

監督生side

「次に生クリームを......あっ!」


「どーしたんすか?」


ひとしきり笑ったトレイ先輩は次の作業に取りかかろうと冷蔵庫を開けてから申し訳なさそうな顔でこちらを見た。


「お前たちがたくさん栗を取ってきてくれたから調子に乗ってマロンペーストを作りすぎた。
混ぜる生クリームが少し足りないな」


「僕、買ってきますよ。
学内の購買部で売ってますか?」


すぐさま動こうとするデュースは本当に良い子だ。
トレイ先輩も嬉しそうに紙とペンを取り出した。


「あの店、だいたい何でも揃ってるから置いてると思うぞ。
ついでに他にも買い出し頼んでいいか?

牛乳2パック、卵2パック、アルミカップと果物の缶詰5つと......」


次々とメモに書き込まれていく材料の量は半端ではなく、1人ではちょっと厳しそうなのは容易に想像できた。


「1人じゃ持ちきれそうにないな。
監督生(ユウ)、一緒に来てくれるか?」


重いものをここまで持ってこれるか不安が頭をよぎるが、横にいるエースと一緒に行けば何かしら喧嘩してきそうだし、グリムは言わずもがなだ。


「いいよ。購買部って初めて行くな」


「オレ様も行くんだゾッ!
もう粉をマゼマゼするの疲れた〜!」


立ち上がる私の足下でグリムがぴょんぴょんと飛び跳ねる。
エースは『いってらっしゃ〜い」と気の抜けた声で私達を送り出した。


目的の場所まデュースに先導してもらいながら鏡を使って目的の場所、購買部にたどり着いた。
看板には【Mr.Sのミステリーショップ】と書かれている。


「すみませーん。.......って、スゴイ店だな。
ドクロの水晶に、魔術書......これ、なんの剥製だ?」


「うわ〜。本当に生クリームなんか置いてるのか?」


3人で多種多様なものが雑多に置かれている店内を覗いていると、奥から知らない奇抜な格好をした男性に明るい声で呼び止められる。


「Hey!迷える小鬼ちゃんたち、ご機嫌いかが?

ようこそMr.Sのミステリーショップへ。
今日はなにをお求めかな。

秘境のお守り?古代のミイラ?それとも呪いのタロットカード?」


どうやらここのお店の店主のようだ。


「ふな"っ!びっくりした!」

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作品ジャンル:恋愛
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晏昊 - 面白くて一気見しちゃいました!続き待ってますよ〜! (2022年5月3日 0時) (レス) @page28 id: 92be24dccc (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年11月1日 10時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2020年10月24日 23時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
ウツボだよ☆ - いやwwww監督生ちゃんのキャラ好きwwwwww面白れぇwwwwこれからも更新頑張ってください! (2020年10月11日 16時) (レス) id: 5d8b13751b (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年9月12日 10時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:でめきん | 作成日時:2020年9月3日 16時

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