君臨ビースト!＿＿5 ページ22
監督生side
「＿＿ってことがあったんだゾ」
無事に学園裏の森に戻りつつ、先程起こった出来事を後から合流したエース達に説明していた。
「いや、絶対ソイツ管理人じゃないっしょ」
エースのその言葉にグリムは記憶をたどるように斜め上の方に視線を泳がせる。
「落ち着いて思い出してみれば黄色いベストを着てたから、アイツ
【鯖】
むしろその鯖を捕食する側に見えたのだがグリムにはただの猫にでも見えたのだろうか。
「鯖...サバナクロー寮のことか。
もしかしてナイトレイブンカレッジって不良が多いのでは...？」
それを言ったデュースに『おまいう』の視線を向けるが彼は気付かない。
色々とおしゃべりながら栗を拾っていると案外時間は早く過ぎ去った。
「うし、かなりたくさん拾えたしこんなもんっしょ。
トレイ先輩んのとこ持って行こーぜ！」
「にゃっはー！タルト楽しみなんだゾ〜」
大食堂の厨房に戻り、カゴいっぱいの栗をトレイ先輩に見せると彼も満足そうに笑顔で深く頷いた。
「お帰り。ずいぶんとたくさん拾えたな」
この量はトレイ先輩も少し驚いているようで、栗が入ったカゴをみんなから受け取りテーブルに置いていく。
「これならでっけータルトが作れるんだゾ！」
「まあその分、これだけの量を剥くのは大変だと思うが......頑張れよ」
ああ、すっかり拾って終わった気分になっていた。
途端に栗のこの山が憎たらしく感じる。
「これ、全部か......気が遠くなるな......」
「お菓子作りは下ごしらえが大切なんだ」
「へーへー、わかりました！
こーなったらとことんやってやろーじゃん！」
トレイ先輩の励ましに全員が最後の気力を振り絞るように栗に手を伸ばす。
あとから、栗を剥いた後にもいろいろな作業があることに絶望することに私達はまだ気付かなかった。
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晏昊 - 面白くて一気見しちゃいました！続き待ってますよ〜！ (2022年5月3日 0時) (
レス) @page28 id: 92be24dccc (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年11月1日 10時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2020年10月24日 23時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
ウツボだよ☆ - いやwwww監督生ちゃんのキャラ好きwwwwww面白れぇwwwwこれからも更新頑張ってください！ (2020年10月11日 16時) (レス) id: 5d8b13751b (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年9月12日 10時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でめきん
| 作成日時：2020年9月3日 16時
