影山の場合… ページ8
俺は…今、悔やんでいる……猛烈に…
ーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
少し前、部屋でソファに座って雑誌を読んで寛いでいると、Aに耳掻きして欲しいと頼まれた。
『とびおー、ちょっと耳掻きしてほしい』
「…耳掻き…？」
人の耳掻きしたことねぇけど。できるのか？
「やったことねぇよ」
『まぁなんとかなるって！』
Aに雑誌をバサッと取られた。
『やった、膝枕ー！！』
そう言ったAは顔を向こうに向けて頭を乗せてきた。
人の頭を足に乗っけたのは初めてだ。
Aから耳掻きを渡されてから、よろしくお願いしますと頼まれた。
なんだかよくわからないが、一応やってみる。
痛くないようにゴソゴソと集中。
Aは目を瞑ってる。
『とびおくん、上手だねー…なんか眠くなってきた…』
「こんなんでいいのか？」
『うん.…』
Aはウトウトしていて眠っちまいそう。
『…反対もやって』
くるりと180度回転して俺のお腹に顔を向けられる。
反対と同じように慣れない手つきでやってやった。
「おら、もういいだろ」
そう言ってAを早く退かそうとする。
なんだかさっきから心が落ち着かないので。
そしたらAに腰に手を回された。
「おい、なにやってっ」
『飛雄って、腰…しっかりしてるね…なんかくっつきがいある』
お腹に顔を埋められ洋服越しにフーっと息を吐かれた。
くすぐったいし、なんか反応してしまうし、Aはなにをしたいのか。
こっちの身にもなってくれ。
「なにがやりてぇんだ、お前は」
これを言うのが精一杯。
本能に従っていいならもう行動にうつしている。
『とびお……やらない？』
ーーーーそう、やれるなら……って、…っは！？！？
「はっ！？！？」
心の声と同じ声が出た。
やれるってなんだ、え、そうゆうことでいいのか！？
俺が思っているのと同じなのか聞いてみる。
「やるって…そ…そうゆうことかよ」
下にいるAと目が合うと恥ずかしそうに頷く。
合ってた。
確認し合うと、Aが膝の上に跨ってきた。
俺は突然そういうことになってしまったことに驚くが、ちょっとそういう気分になっていたのも事実。
Aがキスをせがんできたので、もうどうでもよくなった。
唇が重なり、次第に深くなっていく。
Aがもっとと、ひっついてくるからもう止められない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1130人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
フラムボン(プロフ) - aikaさん» aikaさん！いえ！全然です！むしろこちらこそすいません…甘激甘のリクエストが結構あるので、こっちは気が向いたら書くって感じになっちゃってるんです…でもこっちも書くの楽しいので、ちょこちょこと書きます！ (2020年11月3日 22時) (
レス) id: 2a3fd311ae (このIDを非表示/違反報告)
aika - あぁ~~~~~~五色君ありがとうございます! そうなんですね...すみません... (2020年11月2日 21時) (レス) id: fbbbb25eae (このIDを非表示/違反報告)
フラムボン(プロフ) - aikaさん» aikaさん！実は今リクエスト受け付けていないんです…ですが、なんとちょうど白鳥沢シリーズの五色を書いててあげました笑 どうぞ！ (2020年10月26日 7時) (レス) id: 2a3fd311ae (このIDを非表示/違反報告)
aika - リクエストです！五色くんお願いします！ (2020年10月25日 16時) (レス) id: fbbbb25eae (このIDを非表示/違反報告)
フラムボン(プロフ) - 強者であれさん» 強者であれさん！五色はつとむって呼ばれてましたね… 読み込めてなかった自分が憎い…クソっ！教えていただきありがとうございます！そういうの感謝感謝です！！ (2020年10月21日 14時) (レス) id: 2a3fd311ae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：フラムボン
| 作成日時：2020年8月7日 9時
