天童の場合… ページ29
俺はAの手を引いてズンズン歩いている。
『え、本当に大丈夫…？』
「大丈夫大丈夫ー！」
久しぶりのオフの日、カフェでお茶をしていたらAが俺の部屋を見てみたいと言い出した。
男子寮だから女子は入っちゃいけない。でもこっそりみんな連れてきてるのは知ってる。先生にバレたくないからお互い様って感じ。
男子寮に着いて右左前後ろをキョロキョロして先生がいないか確認した。
「じゃあ、サササーって行くから着いてきてね」
『ほ、他の寮にいる人たちとかは？会っちゃったら？』
「うーん…大丈夫じゃない？」
だって、俺も連れ込んでるところを出会したことあるし。でも、ふーんって思っただけ。ここではそれが暗黙の了解になってるから。
『え！え！覚そんな感じで大丈夫！？』
「うん、大丈夫だよー！早く行かないとここにも人来ちゃうからさ！」
Aがやっぱやめると言いかねないので、背中を押して中に入らせた。
背中を押したまま少し早歩きで自分の部屋に連れて行った。運良く誰とも会わなかったからAにとってはよかったかも。
扉をガチャっと開けてAを押し込んだ。
「…ね？大丈夫だったでしょ？」
『…う、ん…。でも帰りに会っちゃうかも』
Aはホントに心配性だなぁ。
とりあえず俺はベッドに座ってAを呼んだ。
「A、突っ立ってないでこっちこっち」
自分の隣をポンポンとベッドを叩いた。
Aは観念したのか、トコトコやってきて隣に座った。
『…へー……寮のお部屋ってもっと狭くて汚いと思ってたけど……』
「汚いとか！俺、結構綺麗好きだから…部屋綺麗でしょ？」
『うん、思ったより綺麗でびっくり』
この部屋にAがいるのが変な感じ。いつも男ばっかりで集まってるのに、いい匂いのAが隣にいるとか。
もうすでに俺はAとヤろうと心は狼になっていた。
『朝練とかちゃんと一人で起きれるの？』
「ちょっと俺のことバカにしすぎじゃない！？」
『えー？だって授業中も寝てるじゃん』
フフっと、笑って話すAの唇に目がいった。
赤くて小さくて艶っぽくて、いつもその唇を俺がしつこくキスして追い回していると思うと、もう会話とかすっ飛ばして押し倒したくなる。
でも、俺は絡み合うキスをしながら抵抗しなくなったAを押し倒すのが好きだから、もうちょい我慢。
『覚って座ってても高いよねー、私が見下ろすってことないもんね』
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フラムボン(プロフ) - aikaさん» aikaさん！いえ！全然です！むしろこちらこそすいません…甘激甘のリクエストが結構あるので、こっちは気が向いたら書くって感じになっちゃってるんです…でもこっちも書くの楽しいので、ちょこちょこと書きます！ (2020年11月3日 22時) (
レス) id: 2a3fd311ae (このIDを非表示/違反報告)
aika - あぁ~~~~~~五色君ありがとうございます! そうなんですね...すみません... (2020年11月2日 21時) (レス) id: fbbbb25eae (このIDを非表示/違反報告)
フラムボン(プロフ) - aikaさん» aikaさん！実は今リクエスト受け付けていないんです…ですが、なんとちょうど白鳥沢シリーズの五色を書いててあげました笑 どうぞ！ (2020年10月26日 7時) (レス) id: 2a3fd311ae (このIDを非表示/違反報告)
aika - リクエストです！五色くんお願いします！ (2020年10月25日 16時) (レス) id: fbbbb25eae (このIDを非表示/違反報告)
フラムボン(プロフ) - 強者であれさん» 強者であれさん！五色はつとむって呼ばれてましたね… 読み込めてなかった自分が憎い…クソっ！教えていただきありがとうございます！そういうの感謝感謝です！！ (2020年10月21日 14時) (レス) id: 2a3fd311ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フラムボン
| 作成日時：2020年8月7日 9時
