岩泉の場合… ページ15
.…
……
『ブタ』
「タコ」
『コアラ』
「ラッコ」
『こ…また"こ"？』
「おら、早く言え」
『えー…こ、こ……コアラ。』
「はい、俺の勝ちな」
Aはくっそーと言いながら、俺からデコピンを受けた。
『でも生き物限定しりとりもなかなか面白かったね』
「何が楽しいのか俺には全然わかんねぇけど」
遊ぶ約束をしたのに雨とは運がない。
なので、俺の家でのんびり過ごしていたら、Aがゲームをしようと言い出した。
テレビゲームをしていたが、Aはクソ下手なので面白くないといってすぐ終わった。
そして、今のしりとり。
『じゃあさー、今度はなんて書いたか当てるゲームしよ』
「なんだそれ」
『背中に書いた文字を当てるってやつ』
「あー…」
Aはよくそういうのを思いつく。
ぶっちゃけAじゃないやつが、こんなことやろうと言い出したら絶対拒否してる。
俺はAに甘い。
『じゃー、私からやる』
俺の背中の後ろに名前が座り、何にしようと悩んでいる。
『よし、決まったから当ててみてー』
背中にAの指が当たる。
撫でられてなんだか擽ったくてゾクゾクする。
これは…ちょっとよくないかもしれねぇ……
『はい！！なんて書いたでしょうか！』
「……」
全然文字に意識してなかったのでわからず。
答えられずにいると、もっかい書いてあげると言い出した。
「いや…もういい」
『え、わかったの？』
「わかんねぇけど……」
このままやられてたら、本当に良くない。
変な気分になるからやめてくれ。
『えー、はじめは絶対わかると思うよ！集中してみて！』
するとまたやり始めた。
再びさっきと同じ感覚になる。
俺…背中弱いのか…
初めて知った。
とりあえず何を書いているのか集中してみたら、ある名前だとわかった。
『簡単っしょ？』
ほらほらとAが俺の肩を掴んで覗いてくる。
「"及川"…？」
『正解！！さすがやっぱり仲良しだね！』
及川という文字にゾクゾクしたっていうのが……なんかムカつく。
『はい、じゃー私にやってみて』
Aは後ろ向きになって、どーぞと言った。
俺はAの背中を見ながら考え始める。
Aって…背中小せぇなぁ…
骨とかどうなってんだ？
腰とか…細っ…………あ、やべ
一瞬でその行為をフラッシュバックしてしまった。
Aの腰を持って抱いている時のことを咄嗟に振り払う。
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フラムボン(プロフ) - aikaさん» aikaさん！いえ！全然です！むしろこちらこそすいません…甘激甘のリクエストが結構あるので、こっちは気が向いたら書くって感じになっちゃってるんです…でもこっちも書くの楽しいので、ちょこちょこと書きます！ (2020年11月3日 22時) (
レス) id: 2a3fd311ae (このIDを非表示/違反報告)
aika - あぁ~~~~~~五色君ありがとうございます! そうなんですね...すみません... (2020年11月2日 21時) (レス) id: fbbbb25eae (このIDを非表示/違反報告)
フラムボン(プロフ) - aikaさん» aikaさん！実は今リクエスト受け付けていないんです…ですが、なんとちょうど白鳥沢シリーズの五色を書いててあげました笑 どうぞ！ (2020年10月26日 7時) (レス) id: 2a3fd311ae (このIDを非表示/違反報告)
aika - リクエストです！五色くんお願いします！ (2020年10月25日 16時) (レス) id: fbbbb25eae (このIDを非表示/違反報告)
フラムボン(プロフ) - 強者であれさん» 強者であれさん！五色はつとむって呼ばれてましたね… 読み込めてなかった自分が憎い…クソっ！教えていただきありがとうございます！そういうの感謝感謝です！！ (2020年10月21日 14時) (レス) id: 2a3fd311ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フラムボン
| 作成日時：2020年8月7日 9時
