宮侑 [息切れ] ページ7
『へぇーほーふーん』
「なに？」
『女子はこーゆうのがええんよ』
私の部屋で女の子向け雑誌を侑に見せた。
"男子ににやってほしいキュンポイント"
侑は細い目でジーっと見つめてから、アホらし、と言ってスマホを見始めた。
『え！なに！？興味なしですか？！』
「なしや」
『やってあげようとかないん？』
「なーい」
終始ずっとスマホから目を離さないで私と会話していた。
『まぁ…ええわ。侑にそんなこと頼んでもしてくれんのはわかる』
「よくわかっとるやん。そんなもんやる奴実際おらんて」
侑とは幼馴染から恋人同士になった。
侑からずっと女の子として見ていたと言われた時はびっくりした。でも、そのあとから侑が他の子と話すのを見るとすごいイライラしたのに気づいて、私も侑が好きなのだとわかった。
付き合うことになって、何か変わるかと思ったがあまり変わらず…前は治と3人でよく遊んでたが、治が遠慮して2人で遊ぶようになったぐらい。
まぁなんか幼馴染だったのにお互い気恥ずかしいというのが一番なような。
「あ、明日午後から雨降るらしいで」
『ほーん…』
私は雑誌を読みながら上の空で答えた。
「じゃあ、俺は家に帰るわ」
またな、と立ち上がり、何もなく帰っていった。
私は教室の窓から外を見つめていた。
サーッとまぁまぁ雨が降っている。
ーーーー……傘……忘れた…
そういえば、昨日侑が雨降るとか言ってた気がする。今日は委員会なので仲良しの友達にもお願い出来ず。置き傘もないし、走るか。
委員会も無事終わったが、雨脚が強くなっていてた。下駄箱でどーしようと考えていたら声をかけられた。
「Aさん、傘忘れたん？」
同じクラスの男子だった。
『そうなんよ。忘れてしもて』
「嫌じゃなければ入るか？」
これはナイス！！と思い、駅まで入れてもらうことにした。
世間話をして男子と歩いていた。
すると知ってる金髪がいた。
私達に気づいてこっちへ歩いてきた。
めちゃめちゃムスっとした顔で立ち止まった。
なぜここにいるのかわからないが、機嫌が悪いのはわかった。
いきなり手をひっぱられて侑の傘の中に入れられた。
「どうも、ありがとさん」
笑って男友達に言ったあと、手を握られたまま回れ右をして歩き始めた。
私は男友達にありがと、と口パクしてその場を後にした。
『…侑…部活はどうしたん？』
私は疑問に思ってることを聞いてみた。
侑は立ち止まり、全然違うことを言われた。
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Haruka - 及川さん最高です(ToT) (2019年11月13日 22時) (
レス) id: 1ad77a8eb8 (このIDを非表示/違反報告)
翼(プロフ) - 黒尾君で激甘みたいです！ (2019年11月10日 15時) (レス) id: d42e461cc9 (このIDを非表示/違反報告)
魅亜羅 - フラムボンさん» ありがとうございます！楽しみにしてます！ (2019年10月29日 19時) (レス) id: 7f6a3fafca (このIDを非表示/違反報告)
フラムボン(プロフ) - 魅亜羅さん！ツッキーきたー！今からハァハァしちゃいますよ笑 よーし！やります！ (2019年10月29日 8時) (レス) id: 25a8009c94 (このIDを非表示/違反報告)
フラムボン(プロフ) - 塩レモンさん！くにみん自分で書いててかっこよ死しました…はなぢ また何かリクあったら言ってくださーい！ (2019年10月29日 8時) (レス) id: 25a8009c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フラムボン
| 作成日時：2019年10月13日 20時
