悟くんは死なないでね。 (ページ18)

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戦いが始まった

呪霊は祓い

呪詛師は、拘束。

もし不可能であれば殺傷可能

そう告げられた

私は広範囲を攻撃する術式を持っていない。

的を決めそれを潰す、殴る蹴る

それしかできない

それ以上を求めると代償を伴う

でもまぁ、、、

目の前にいる呪詛師は

『殺す』

何のために体術を学んできたと思っている

何のために任務をこなしてきたと思っている

全部は私の幸せのため。

みんなと笑い合える未来のため

大切な悟くんを守るため

そう胸に刻みながら今まで過ごしてきたんだ

呪詛師A「お前に用はない。戦っても無駄だ」

『何呑気なこと言っちゃってんの〜？？私あんたのこと握りつぶせるところまで来ちゃってるんだけど〜？？？』

そういいながら術式を使用し呪詛師の右手を潰し呪具を奪う

『幽霊舐めんなゴミクソ野郎』

呪詛師A「ﾊｯじゃあとことん殺り合おうじゃないか」

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結果勝てた

ほんとに1級か？このチンピラ

呪詛師を一応拘束し、受け渡し2人の元へ駆ける

……

やはり最強の2人

呪霊を祓いつつ呪詛師と殺り合っていた

目の前がぼやける

なんだ？

傑君と目が合う

腹に指をさして何かを叫んでいる

ぼやける中自分の腹を見ると先程拘束した呪詛師が手にしていた呪具が腹に突き刺さっていた

いつの間に？

だってあの呪詛師の腕は私が潰して奪ったはずだ

まさか潰して拘束したのはダミー？

1級にしては弱すぎると思った

なんだ……

まだ終わってなかったのか…………

傑が対面していた呪詛師を拘束しこちらに駆け寄ってくる

傑「A！A！！！大丈夫か！！なんでこんな！」

大丈夫だよ傑くん

『抜いて、傑くん』

傑「は？何言ってるんだ！」

『まだ、残ってる2人。悟くんを助けるために行くんだよ。だからお願い。最初で最後のお願いだから』

傑「っ……。言い方がずるいよA。いくよ」

ｽﾞﾙｯ

『ッｸﾞ』

痛い痛い痛い

鼻血も出てきた

クラクラする

立て

悟くんを守るために