悟くんは死なないでね。 (ページ2)

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貴方side

入学初日から数日が経ち、少しずつ距離が近付いたと思う。

硝子とは気が合い、煙草も吸う仲だった為すぐに仲良くなった。

硝子「まさか、Aも煙草吸うなんて思ってなかったわ」

『え〜だって依存できるものなけりゃ、やってけないでしょこんな生活！！！』

硝子「分かる。」

悟「ｹﾎｯ…依存なんか他でできるだろ！煙たいんだよ！教室が！！！ふざけんな！」

傑「まぁいいじゃないか、悟。気持ちは私にも分かるさ」

『そーだそーだ！！」

ｹﾗｹﾗ笑いながら、意外と高専も悪くないなと思いながら右目に付けている眼帯を撫でた。

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初任務も終わり、私はお風呂上がり

寮にある共同スペースでボーっとしていた。

悟「何やってんだお前。そんなあほ面で」

『あほ面とはなんだ！あほ面とは！！…いやー、なんか意外と高専も悪くないな〜ってしみじみ感じてたんだよ〜』

悟「なんだそれアホくさ。」

『えぇ…』

悟「なぁ、なんで右目に眼帯付けてんの。」

『……』

聞かれることは分かってた。

でも誰も聞いてこなかった。

術式はきっと五条悟の六眼で見えてるはずだ。

でもその術式の条件なんてきっと知らない。

言いたいけど言えない。

言ったら悲しむ顔が目に浮かぶ。

まぁ、いずれ誰かしらには聞かれるだろう。

『私の術式は霊契術式。文字の通り霊の力で呪霊を祓う。でもその発動条件があるのよ。』

悟「発動条件…？」

『体の1部の代償だよ。今使ってる力は右目だけで済んでるけど、より大きな力を使うときその代償は大きくなる。それだけ！！』

『まぁ、別にいいんだけどね〜！なるようになる！！』

両手でピースをし笑いながらそう言った

悟「へぇ〜。そんな術式もあるんだな。ま、あんまでかい力使うなよ。そんな時がきたら助けてやる、守ってやる。俺最強だから。」

『へ…？』

そんなこと言われると思ってもみなかった

だってみんな同情して悲しそうに私を見るから

なんで、可哀想にって言わないの？

なんで、そんな風に笑いかけてくれるの？

今までそんなことを誰からも言われたことなくて

嬉しくて

照れくさくて

あぁ…好きになっちゃう

だめだ

そう思った。