☆ ページ18
京本「私からもお願いしたい」
佐久間「わかりました」
大介は涼太の所に来る前の事をゆっくりと話し出す。
今から十五年程前､当時十歳程だった大介は使用人として毎日､雪瀬男爵の屋敷で過酷な労働をやらされ時には酷い虐待を受けていた。
佐久間「すみません!!旦那さま!!」
雪瀬「何度言ったらわかるのだ!!」
雪瀬が鞭を振り上げると大介は打たれるのが怖くなり目をつむるが体には痛みがない。
不思議に思った大介がゆっくりと目をあけると一人の青年が大介を庇っていた。
大介を庇ったのは大介と同じスレイブの使用人である宮田俊哉だ。
宮田「大介!!大丈夫!?」
佐久間「宮田さん!?」
宮田「よかった…どこも怪我していないね」
宮田は大介が怪我をしていない事を確かめホッとしたが雪瀬は宮田の行動が気にくわなかったのか宮田の胸ぐらを掴んだ。
雪瀬「宮田､どういうつもりだ？」
宮田「旦那様､もう子どものスレイブを虐待するのはお止めください｡今まで何人の子どもを命を奪ったか､わかってますか？」
雪瀬「きさま…スレイブの分際で主人に口答えすりつもりか!?まぁ…いい…お前も大介と罰を受けるがいい」
雪瀬は大介と宮田の腕をつかむとどこかに連れて行ってしまう｡
数分後､大介と宮田は同じスレイブの使用人である横尾渉と藤ヶ谷太輔に傷の手当てをしてもらっていた。
宮田「イテテ…」
佐久間「ごめんなさい…僕のせいで…」
宮田「大丈夫…大介の怪我が大した事なくてよかったよ」
藤ケ谷「だけど､ムカつくよな…俺らを人間扱いしてないじゃん!!」
横尾「仕方ないよ…俺らスレイブは貴族の使用人として働くしかないんだからさ…」
横尾の言葉に宮田と藤ケ谷は黙ってしまう｡
そこに一人の青年とドレスをきた少女が入って来た。
青年と少女は雪瀬の一人娘である世津夏と世津夏の使用人である玉森裕太だった｡
世津夏「俊哉!!大介!!大丈夫!?」
宮田「お嬢様､大丈夫ですよ」
世津夏「ごめんなさい…お父様の代わりに私が謝ります」
宮田「お嬢様が謝らなくてもいいですよ」
世津夏「でも…」
宮田「私たちは慣れていますので…それよりメイドさんがお呼びでしたよ」
世津夏「わかったわ…」
世津夏が部屋を出ると宮田は大介に声をかける｡
宮田「大介､先に小屋に戻って寝ててくれるかな？僕は藤ケ谷たちと話があるから…」
佐久間「うん…わかった…」
大介は宮田に言われたとおり小屋に戻って行くと宮田は何か決心した表情をした。
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fuotomi(プロフ) - 九十九さん。変換ミスの指摘ありがとうございます。すぐになおしました。本当にすみませんでした。 (2022年1月21日 21時) (
レス) @page37 id: 68634c2901 (このIDを非表示/違反報告)
九十九屋(プロフ) - コメント失礼します。長岡市になってますが、長尾だとおもうのですが。 (2022年1月21日 18時) (レス) @page37 id: 15ce4bcc49 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ - あ！そうだったんですね。よろしくお願いします。 (2021年11月22日 16時) (レス) id: e2bcb6c633 (このIDを非表示/違反報告)
fuotomi(プロフ) - オレンジさん｡コメントありがとうございます。本当は目次ページの作者のお願いにかかれている通りリクは受け付けていないのですが､違う形でなにわ男子とV6を出せるようにします。 (2021年11月19日 15時) (レス) id: 68634c2901 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ - 続きでなにわ男子とＶ6さんと少しずつ関わって行くことで自分の本当の立場を知るきっかけになり， SnowManとして大活躍して欲しいです。 (2021年11月18日 21時) (レス) id: 7f6016247d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fuotomi | 作者ホームページ：https://twitter.com/fuotomi2
作成日時：2021年7月12日 17時
