☆ ページ15
浜中「ところで末澤子爵､室伯爵はまだZSOの参加を拒否しておるのか？」
末澤「そうなんよ…『断る!!』の一点張りや」
浜中「そういう所は曽祖父どのに似ておるのだな…わかった｡私からも話してみよう」
末澤「ええんか？」
浜中「かまわない…それに雪間が関わっているとなれば室伯爵も動くだろう｡それにな…私も室伯爵も王家と縁のある家柄だ｡だから､末澤子爵だけが百年前の事を抱える事はない」
末澤「浜中伯爵､ありがとうな!!」
浜中伯爵の言葉が嬉しかった末澤子爵は思わず浜中伯爵に抱きついた。
浜中「抱きつく暇があればさっさと報告書を出せ!!」
末澤「そやった…大地と福井に頼まれてたんや」
末澤子爵がいう大地と福井とは末澤子爵の助手で薬草の研究者である今江大地と薬学研究者の福井宏志朗の事である｡
末澤子爵は近くのソファーに座り杖を置くと肩からかけた鞄から書類を出し大倉侯爵に渡した｡
大倉「これは前に言っていた事か？」
末澤「そうや｡三年程前に俺と大地で新種の薬草見つけたって報告したやろ？それで大地に詳しく調べてもらったら薬草の成分の中にゾンビウイルスを死滅させる成分を見つけたんやて｡それで大晴の知り合いの福井に薬ができないか頼んだんや」
大倉「できそうなのか？」
末澤「成分を抽出して生理食塩水で希釈する事はできたんやけど､前の全体会議の資料にあった麻酔銃の資料を見た福井が同じ方法で薬を投薬したいって言って機械作るのに行き詰まっているらしいねん」
中間「行き詰まっているのなら他の方法を考えたらいいと思うが…」
末澤「俺と大地も『他の方法を考えろ』って言ったんやけどな…」
大倉「はぁ…わかった…私も研究を手伝ってくれる者を探してみる｡中間侯爵､小瀧軍医にも頼めないか？」
中間「一応､頼んでみるが…」
末澤「俺も大晴に頼んでみるわ｡あっ､そろそろ病院に行くから宮舘伯爵に報告お願いな」
大倉「了解｡気をつけて行くのだぞ」
末澤「わかったわ｡じゃあ､行って来るわ」
末澤子爵はゆっくり立ち上がると部屋を出て行く。
中間「浜中伯爵､末澤子爵の無礼を許してほしい」
浜中「かまわない｡それに末澤子爵が明るくなれたのは二人が色々援助してくれたおかげだと思って感謝している｡では､私もネクロマンシーの事を調べてみる｡わかったら報告するから東に伝えてほしい」
大倉「了解」
浜中伯爵が部屋を出ると大倉侯爵は通信機のスイッチを入れた。
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fuotomi(プロフ) - 九十九さん。変換ミスの指摘ありがとうございます。すぐになおしました。本当にすみませんでした。 (2022年1月21日 21時) (
レス) @page37 id: 68634c2901 (このIDを非表示/違反報告)
九十九屋(プロフ) - コメント失礼します。長岡市になってますが、長尾だとおもうのですが。 (2022年1月21日 18時) (レス) @page37 id: 15ce4bcc49 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ - あ！そうだったんですね。よろしくお願いします。 (2021年11月22日 16時) (レス) id: e2bcb6c633 (このIDを非表示/違反報告)
fuotomi(プロフ) - オレンジさん｡コメントありがとうございます。本当は目次ページの作者のお願いにかかれている通りリクは受け付けていないのですが､違う形でなにわ男子とV6を出せるようにします。 (2021年11月19日 15時) (レス) id: 68634c2901 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ - 続きでなにわ男子とＶ6さんと少しずつ関わって行くことで自分の本当の立場を知るきっかけになり， SnowManとして大活躍して欲しいです。 (2021年11月18日 21時) (レス) id: 7f6016247d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fuotomi | 作者ホームページ：https://twitter.com/fuotomi2
作成日時：2021年7月12日 17時
