ZSO-僕たちの戦い3【SnowMan】 (ページ6)

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☆ ページ6

ラウール「あっ､車体の上からマシンガンが出てきました」

宮舘「そしたら銃弾補充のボタンを押して画面に補充完了の表示が出たら自動射撃レバーをONに切り替えろ」

ラウール「了解!!」

ラウールがレバーを引くと自動的に銃がゾンビを撃ち倒して行った｡

宮舘「あとはこの動作を繰り返すだけだ｡ラウール､できるな？」

ラウール「はい!!できます!!」

宮舘「なら任すぞ｡私も車の中からゾンビを攻撃する」

ラウール「了解!!」

涼太とラウールは車での攻撃を始めた。

その頃､照は親玉のゾンビの位置を特定していたが場所が遠く動けずにいる｡

岩本「くそ…場所が遠いな…一人だと親玉のゾンビの所に行く前に他のゾンビに殺られてしまう｡深澤たちが来るまで待つしかなさそうだ」

作戦を立てる為に照が警察署の地図を広げていると誰かが来ているのか声が聞こえてきた。

？「リーダー､この辺りに生命反応があるんだけど…」

？「ここは危険だから周辺の避難者には近づかないように言っているはずだが…」

聞こえた声に聞き覚えがある照は思わず動いてしまう｡

岩本「五関巡査部長!?」

？「その声は岩本巡査長？」

声の主の一人は照の警察官時代の先輩である五関晃一だった｡

岩本「無事だったんですね」

照が五関に近づこうとすると五関は照に銃を向ける。

五関「岩本､銃を持っている人間には注意して近づくように教えなかったか？それに､その服…ZSOの隊員服だろ？」

岩本「えっ!!はい…今はZSOの戦闘部隊SnowManの隊長をしています」

五関「SnowMan…宮舘伯爵の部隊か…森本巡査だけでなく岩本までZSOの隊員になっていたとは…」

岩本「あの…どういう事でしょうか？」

五関「俺はもうSATの隊員ではない…今はPZSCのリーダーだ」

岩本「PZSC？」

五関「俺が作った民間ゾンビ討伐隊だ｡それにPZSCのメンバーは国に見捨てられたと思っている…だからZSOに従うつもりはない」

岩本「そんな…」

五関の変わりように照が戸惑っていると場の雰囲気を察してか五関と一緒にいた青年が照に尋ねた。

？「そうだ!!深澤辰哉っていうやつ海上要塞都市にいない？確か海上要塞都市に行ったはずなんだけど…」

岩本「深澤はZSOの隊員として同じ部隊に所属しているが…」

？「えっ!!辰哉も隊員!?俺､辰哉が海上要塞都市に行く前に一緒に働いていた河合郁人といいます」

五関と一緒にいたのは辰哉が海上要塞都市に来る前に働いていた職場の先輩である河合郁人だった｡