☆ ページ24
宮舘「一緒にいた者にメモを二枚目渡されました｡その者は深澤の知り合いのようです」
涼太は河合から渡されたメモを健人王子に見せる。
健人王子「食料や医療品を救援してほしいとな…」
宮舘「はい｡人数の把握もかねて救援部隊を作るのはどうでしょう？」
健人王子「そうだな…今までは列車で要塞都市に来た者や保護対象者しか支援できてなかたのは事実だ｡しかし､今ある部隊の任務を増やすわけには…」
今野「継王子様､私の知り合いの貴族がZSOに参加したいと申し出がありました」
健人王子「本当か？」
今野「はい｡反雪間派なので信頼はできますので私から救援部隊の事を話して見ます」
健人王子「わかった｡今野子爵､頼んだぞ」
今野「はい!!」
今野子爵が返事をすると亀梨侯爵が健人王子に話しかけた｡
亀梨「継王子様､そろそろ次の公務ですが…」
健人王子「そうだったな｡中間侯爵､これを末澤子爵に渡してほしい」
健人王子は綺麗な布で作られた巾着袋と封筒を中間侯爵に渡す。
中間侯爵が巾着袋の中を見ると数種類の薬草が入っていた。
中間「これは高価な薬草ではないですか？」
健人王子「私からの礼だ｡末澤家からしたら王家
は憎い相手のはず…なのにZSOに参加してくれるとは感謝してもしきれない」
中間「わかりました｡そのように末澤子爵に伝えておきます」
健人王子「中間侯爵､頼んだぞ｡亀梨侯爵､後で報告を頼む」
健人王子はドアの所に待機していた側近とともに会議室を出ていく。
宮舘「亀梨侯爵､全部の公務を継王子様が？」
亀梨「そうなのだ…信頼していた家臣が戦死し､多くの貴族や軍の者が自分を置いて逃げてしまったのだ…国王様の心の傷は我らが思う以上に深いと思うぞ｡京本伯爵､雪間の居場所はわかったか？」
京本「いえ…雪間派の貴族を取り調べていますがまだ､わかりません｡ただ一つ､気になる事が…」
宮舘「気になる事？」
涼太から尋ねられた京本伯爵は眉をひそめ困惑した表情を見せた。
京本「五年前の犠牲者の墓が何者かに荒らされているのだ」
宮舘「五年前の犠牲者とは雪士村か？」
京本「ああ､SixTONESの隊員の高地が雪士村の出身でな｡部下に調査させてわかった｡あと､雪士村の隣の街にある五年前の犠牲者の墓も荒らされていた｡川島伯爵､確か雪士村の隣の街は七五三掛男爵の領地だったな？」
川島「そうだ｡五年前に一族と領民をゾンビに殺られている｡あと､SnowManの目黒も雪士村の出身だ」
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作者名：fuotomi x他1人 | 作者ホームページ：https://twitter.com/fuotomi2
作成日時：2021年3月6日 16時
