☆ ページ13
末澤「中間侯爵､大倉侯爵…俺の考え方があまいんやろか…」
大倉「室伯爵は100年前の事で王家や東の貴族を忌み嫌っておるからな…でも､困っている人を助けたいと言うのは良い考えだ｡航空部隊の事は私から宮舘伯爵に伝えておこう」
末澤「大倉侯爵､ありがとうな」
大倉「かまわん…明日､私たちが会議に出ている間､この書類をまとめていてほしい」
末澤「ええよ｡中間侯爵､書類まとめる時に調べたい事があるから艦内の書庫の書物を出してええかな？」
中間「許可する｡しまう時はちゃんとあった所にしまうようにな」
末澤「了解」
末澤子爵が返事をするとまたドアが開き軍服をきた青年が困った表情で入って来る。
彼はエイトのオペレーター隊員で中佐の安田章大だ｡
大倉「安田中佐か…ゾンビデータの件はどうだった？」
安田「すみません…全部のデータはなかったです｡エイトにあった分は今､藤井中尉に再入力させてUSBメモリーに保存させてます」
中間「安田中佐､本当にすまない…大事なデータはUSBメモリーに保存するように言っていたのだが忘れてたみたいだな」
安田「いえ…エイトにもないデータもあるので私と藤井中尉も本部に行ってよろしいでしょうか？」
大倉「わかった…伝えておく」
安田「あと、福本医師が末澤子爵を探していましたけど…」
正門「あっ､注射の時間ですね」
末澤「正門…注射せなあかん？１日ぐらいせんでええととちゃう？」
正門「ダメです!!決められた通りに注射しないと出血して足の痛みがひどくなりますよ!!」
末澤「うっ…それは嫌や…」
正門「だったら注射しに行きましょう｡足が痛かったらおんぶしますが…」
末澤「痛たないから!!昨日､大晴と佐野にお姫様抱っこされてホンマ嫌やってん…でも､肩かしてや…正門…」
正門「あっ…やっぱり痛いんですね？」
末澤「少し…大晴には黙っててや」
正門「バレると思いますが…とにかく部屋に行きますよ」
末澤子爵と正門が部屋を出ると中間侯爵はため息をついた。
中間「やっと静かになった…大倉侯爵､末澤子爵がうるさくて申し訳ない…末澤子爵にはもう少し自分の立場を考えるように言っておく」
大倉「私はかまわないが…でも､国王様に謁見する事になったら少々問題だな」
中間「少々どころではないと思うぞ…そろそろ末澤子爵にもお城のマナーを教えないとな…」
大倉「そうだな…私の知り合いに貴族学校の教師がいるから頼んでみよう」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 269人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「SnowMan」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：fuotomi x他1人 | 作者ホームページ：https://twitter.com/fuotomi2
作成日時：2021年3月6日 16時
