☆ ページ24
岩本「了解…こちら､戦闘部隊SnowManの岩本｡要塞都市から西に一キロ地点旧国営球場付近に現れたゾンビを討伐した｡事後処理を頼む」
処理部隊『了解!!すぐに向かいます』
岩本「あとは処理部隊に任して本部に戻るぞ」
深澤「了解｡康二も心配だし…」
阿部「そろそろ気がつく頃だから様子見て来るよ」
亮平がキットを片付けると五人は車に乗り本部に戻って行った｡
その頃､康二は医務室ベッドに寝かされ蓮に介抱れている。
向井「ううん…」
目黒「康二､気がついた？」
向井「俺､もしかして倒れたん？」
目黒「うん､ゾンビの亡骸を見て…まっ､初出動でエグいのにあたったからね」
蓮が苦笑いしていると亮平が戻って来た。
阿部「気がついたみたいただね｡倒れた時に怪我してない？」
目黒「頭にでっかいダンコブできてたんで冷やしてます」
阿部「ああ…本当だね｡吐き気とか痺れとかない？」
向井「大丈夫やけどダンコブがヒリヒリするわ」
阿部「あっ､ちょっと擦り傷あるから消毒しておくね」
亮平は消毒薬を康二の頭の傷に塗る。
向井「痛て〜っ!!もうちょっと優しく塗ってや…」
阿部「ごめんね｡これで大丈夫」
目黒「阿部ちゃん先生､ラウールの分析通り新しいタイプでした？」
阿部「うん､違うタイプだったよ｡今から各部隊に報告書を送ってサンプルを研究部隊に持って行かないといけないから今日は残業になりそうだよ」
亮平が消毒薬を棚にしまうと診療所のパソコンがピーッとなった。
目黒「さっきの女性の検査結果ですか？」
阿部「そう｡ウイルスには感染してなかったみたいだよ｡一旦､保護施設で保護して住む場所が決まるみたい」
目黒「大きな荷物を持ってたから他の場所からの避難者だったみたいです｡だから､このまま要塞都市に住む事になりそうですね」
阿部「そうだね」
向井「避難者は要塞都市に住むんや」
阿部「そうだよ｡たぶん､避難者用のマンションに住むんじゃないかな」
亮平が送られて来た資料をファイルに挟むと司令室から通信が入る。
宮舘『阿部､目黒､向井｡任務は終わったから司令室に来い』
三人「了解!!」
三人が司令室に入ると照が涼太や辰哉たちに資料を渡していた。
宮舘「岩本､出動報告をするように」
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作者名：fuotomi | 作者ホームページ：https://twitter.com/fuotomi2
作成日時：2020年8月16日 0時
