☆ ページ21
向井「了解」
蓮は車に乗り込むと助手席の上にある窓を開けて上半身を出しアサルトライフルをかまえた。
康二も運転席に入るとエンジンをかけてアクセルをめいっぱいを踏んで運転をしたが､すぐに急ブレーキをかける。
蓮「うわぁ!!いきなり急ブレーキかけないでよ!!」
向井「あかん…前にもおる!!」
康二が叫ぶと一体のゾンビが車のボンネットに飛びかかって来た。
ゾンビ「うう…ぐおお!!」
目黒「あ〜っ!!もう!!康二!!そのままスピード上へげて走って!!俺は銃を乱射に切り替えて撃ち落とすから!!」
向井「了解!!」
康二が再び車を走らせると蓮は銃を乱射させ次々とゾンビを撃ち落としていく。
五分程して車の周りにいたゾンビを倒し終えた蓮が助手席に座る｡
目黒「あぶねー!!康二､通常速度で運転していいよ」
向井「了解…うしろの人は大丈夫なん？」
女性「はい…」
向井「よかったわ…蓮､どこに行けばええん？」
目黒「次の角を右に回ったら後方支援部隊がいるシェルターがあるから､そこで車を止めて」
向井「わかったわ」
康二が右にきると【Shelter】と書かれた入り口がありその前に亮平と後方支援部隊・7MEN侍の隊員二名がいた。
車を止めると二名の隊員が走って来る。
？「後方支援部隊・7MEN侍の菅田です」
？「医療隊員の本高です」
菅田「保護対象者はどちらでしょうか？」
目黒「後部座席です」
蓮が女性がいる後部座席のドアを開けると菅田と本高が女性に近づいた。
菅田「SnowManからの情報通り怪我はないみたいだね｡感染していないか見てないといけないし話も聞きたいから来てくれる？」
女性「はい」
目黒「あとはお願いします」
菅田「了解しました」
菅田が女性を車に乗せると亮平が本高に話しかける。
阿部「本高先生､保護対象者の診察結果をこっちに送っていただきませんか？」
本高「わかりました」
阿部「あと､今回のゾンビは新しいタイプのようなのでデータの方をあとで送ります」
本高「わかりました｡今野司令官に伝えておきます」
本高が車に乗ると保護対象者を乗せた車はその場から走りさった。
目黒「阿部ちゃん先生が来たって事は新種のゾンビだったんですか？」
阿部「今まで倒したゾンビのデータと一致しなかったからね｡それで､舘様からサンプルを取って来るように指示が出たんだ」
向井「危険やない？」
阿部「大丈夫｡照たちが倒したゾンビから血液を採取して死滅したウイルスを調べるからね」
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作者名：fuotomi | 作者ホームページ：https://twitter.com/fuotomi2
作成日時：2020年8月16日 0時
