☆ ページ17
ラウール「6階から25階が住居スペースになってます｡だけど､最上階は全フロア舘様が使ってて佐久間さん以外は行けないんで気をつけてください」
向井「舘様もここに住んでるん？」
渡辺「そうだよ｡要塞都市の高級住宅街に屋敷はあるんだけど司令官として隊員の生活を見ておくのも仕事だからってここに住んでるよ」
目黒「あと､宿舎裏にある厩舎は行かないでね｡舘様の白馬がいるけど近づいたら佐久間さんに怒られるから」
深澤「俺､来たばかりの頃､毛並みが綺麗な馬だなって近づいたら佐久間がやって来て胸ぐら掴まれたから」
渡辺「近づいたふっかが悪いよ｡舘様の馬の世話は大介が初めて舘様から任された仕事なんだ｡だから､康二も行かないでね」
向井「わかったわ」
辰哉たちが康二に宿舎の説明を終えると六人は宿舎に入って行く。
深澤・渡辺「俺ら部屋に戻るね」
阿部「僕とラウールも戻るよ｡お疲れ様」
辰哉､翔太､亮平､ラウールは部屋に戻った｡
目黒「俺と康二はこっちの部屋だよ」
蓮がドアを中に入ると広い空間にダイニングキッチンやソファーがあり個室には白い高級感がある木製の机と大きめのベッドと本棚､クローゼットがあった。
向井「俺､ホンマに住んでええん？」
目黒「隊員だから大丈夫｡お金も国が出してくれてるから｡それより､部屋に荷物を置いてきて夕食食べようよ」
向井「了解」
康二は部屋に入ると荷物を置き私服に着替えると蓮が作った夕食を食べる。
夕食を食べ終えると交代でお風呂に入って寝る用意を始めた。
康二がベッドに入ろうとすると蓮がドアから顔を覗かせる。
目黒「康二､寝ている時も通信機は着けててよ」
向井「着けて寝るん？」
目黒「そうだよ｡夜中に出動があったら呼び出しがあるから…あと､隊員服も枕元に置いてね」
向井「了解…おやすみ」
目黒「おやすみ〜」
蓮が自分の部屋に戻ると康二はベッドに入り眠りについた。
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作者名：fuotomi | 作者ホームページ：https://twitter.com/fuotomi2
作成日時：2020年8月16日 0時
