突然の出来事 ページ43
でも、その時は突然来た。
いつもの如く、梅といちゃラブしてたら
なんかそういう雰囲気になって、色々あってずっとしてなかったけど久しぶりにベッドに押し倒された。
甘々なキスを沢山して、ふと目を開けたら久しぶりの景色が広がってた。
｢あ、、｣
梅｢ん？｣
｢色、見える｣
梅｢……うそ、｣
｢ほんと……梅、いろ、みえる、、｣
嬉しくて嬉しくて涙が出てきた。
久しぶりだ。本当に。
白黒だった世界に色が染まり、つまらなかった景色が一気に綺麗になった。
ベッドからおり、ベランダに出て外を見ると桜が綺麗に咲いてた。
あれ……は梅の花だろうか。
あっちに見えるのは桃の花だ。
今日は青空だったんだ。
珍しい色の車が走ってる。
ベランダに置いてある木は最後に見た時と同じ色の葉がついてる。
今日の服はこんなに可愛い色をしてたんだ。
梅は相変わらずシンプルな色を着こなしてる。
全てが久しぶりすぎてテンションが上がってしまう。
｢お外！お外行きたい！｣
梅｢んーーー、まって、どうしよう、いや、ごめん、一発だけ｣
そういえばそうだった。
そういう雰囲気になってたんだった。
私と一緒に喜んでた梅が申し訳なさそうに言ってきた。
｢いいよ｣
ずっと支えてくれた梅。
夫婦なんだから当たり前って思う人もいるかもしれないけどでも私はすごく嬉しくて、すごく助かった。
普通に生活はできてたけどやっぱり、メイクする時とか色が分からないとやりずらい。
料理だって梅がやってくれたり手伝ってくれたりした。
改めて目の前にいるこの人が大好きだって思った。
梅｢んっ、、締まった｣
｢梅、大好き｣
梅｢っ、煽ってる？｣
｢ふふっ笑 うん。｣
梅がいれば、私は幸せだ。
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作者名：ふわり | 作成日時：2021年8月21日 7時
