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「おはようござ、あ、」

雑誌の撮影とナレーションのお仕事で一週間に一度くらいの外出日が来た。

今度一緒に主演をさせて頂くことになった瞬と特集を組んでもらえることになり、少し楽しみだななんて思いながらメイク部屋に入ると私のメイクさんと、例の梅のメイクさんがいた。


なんか、こっちが勝手に苦手意識を持ってるだけだけど気まずぅ……


と思いながらもぺこりと軽く会釈をしていつものメイクさんの方に座った。

「お願いします」

メイクさん「はーい。今日はOLさん風、だよね?スーツ似合うメイクしてくね」

「はい!」



堀「おはようございます〜あ、Aちゃん!」

「おはよ!瞬!」

鏡越しにだけど手を振って瞬はれなさんの方に向かった。






メイクさん「完璧!」


「わ!できるOLって感じがする!ありがとうございました」

メイクが終わって着替えに行く。

撮影開始までスタジオに用意された椅子に瞬と二人で腰をかけて待つ。

堀「なんだか今日の僕のメイク担当してくれた方妙に鼻に着きました」

「え?」

堀「直ぐに梅原さんの話出すんです。あ、梅原さんに嫉妬してるとかそういうんじゃなくて、」

「…」

やっぱ、絶対気がある

無意識に眉間に皺を寄せてると瞬に名前を呼ばれる。

「あ、いや、なんでもない、そうなんだ、」

堀「Aちゃんがいるのに梅原さんの話ばっかするなんて俺おかしいと思うんですよね」

「やっぱり、そう思うよね、」

堀「Aちゃんも気づいてました?」

瞬からこういう話をされるなんて思ってもなかった。

普段温厚で人の悪口って言うか、そういう話をしないから

「なんとなくは、バレンタインの時も私の目の前で明らかに周りと違うチョコ渡してたし、」

堀「え!それは黒ですね」

瞬まで真剣に悩み出したから止めて置いた。

「あ、気にしないでいいよ、私たちは大丈夫だから。」

堀「フラグだったら怒りますからね」

「フラグじゃないよ笑
ありがとう。心配してくれて。」

考えるとすごく腹立つけど大丈夫。

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作者名:ふわり | 作成日時:2021年8月21日 7時

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