とある同級生の話 (ページ10)

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不意打ちショットの行く末ページ10

江口さんがあんなに連絡してきたのは西山がTwitterにパスタ越しの私たちの写真を載せたかららしい。

不意に撮ったあの写真はTwitterには載ってなくて、後で｢2人、同じ顔してる～笑｣ってLINEが送られてきた。

ほんとだ。面白いくらいに同じ顔してる。
2人してフォークを口の中に入れて。

写真をまじまじと見てると梅からLINEが来た。

梅西山に貰った写真面白すぎて待受にした

シンプルに何してん？

A面白いことするね。

私は変えないけど。

てか、機嫌直ったみたいで良かった

元々悪かったのか分からないけど多分悪かったし誰が地雷を踏んだのかも分からない。誰が治したのかも分からないけどずっと機嫌が悪いのだけはごめんだ。

次の日、たまたま廊下ですれ違った江口さんにものすごい勢いでご飯に誘われた。

江｢A！ご飯いこ！いつ空いてる？俺は今からでもいいよ｣

｢おはようございます。江口さん。今から仕事ですよね？マネージャーさん困らせちゃダメですよ。ご飯はまた今度ってことで｣

江｢ねえええええ！行こ～よ！俺も行きたい｣

｢……時と、場合と、メンツによります｣

江｢俺なんかそれ誰かに言われたことある気がする｣

｢梅だな。｣

江｢うわー、言いそう。絶対そうだ。｣

｢明日の夜だったら空いてるんで行きましょ！
私これから仕事なので。じゃ！｣

江｢え？！ほんと？！2人？｣

｢2人は無理です。誰か誘っておきます｣

江｢わかった！じゃあね！｣

｢お疲れ様です｣

とりあえず梅に連絡を入れた。

A江口さんと明日の夜ご飯行くんだけど
梅行く。

はや。

暇人かよ。即答じゃん。

江口さんってことは西山も誘った方がいいのか？

と、私は西山のトーク画面を開いた。