ヨーグルト ページ16
梅｢よっおつかれ｣
｢あ、今朝ぶり、お疲れ様。昨日はごめんね。｣
梅と会ったのは帰り道だった。
梅もちょうど帰りらしく、更には同じ建物内にいたらしく近くのコンビニでばったり会った。
今朝、家に帰ってから江口さんを含め3人にお詫びのメッセージ入れたけどちゃんと直接言う。
梅｢いや、俺もごめん、大丈夫だった？｣
｢いや、まぁ、平気っちゃ平気だけど。ちょっと自分でもびっくりした。｣
梅｢まぁ。ねぇ、もしかしてさ…………いや、いいや。｣
途中まで言って辞めるってめちゃくちゃ気になるヤツじゃん。
｢え、何めっちゃ気になる。あ、そういえば。梅には言っとく。またちょっと夜の飲み、控えるね。
江口さんたちに言うとめっちゃ謝ってきそうだから言わないけど。｣
梅｢そっか。じゃあ昼行こうぜ｣
｢うん。何買いに来たの｣
梅｢飲み物、と、これ｣
ってヨーグルトを見せてくる梅。
｢あ、美味しそう、私も食べよ〜っと｣
お酒とヨーグルトという謎の組み合わせを持ってレジに向かう。
お会計をしてもらってると
梅｢これも追加で｣
って梅がカウンターに梅のものを置く。
｢え、｣
梅｢これで｣
スマホをかざしてお会計を済ませた梅。
｢え、何、イケメンかよ｣
梅｢どうも。｣
お店の人から買ったものを受け取って一緒に店を出た。
｢ありがと｣
梅｢うん。送ってく｣
｢あー、じゃあお願いしようかな｣
一人で帰るの暇だしお言葉に甘えて送って貰うことにした。
｢私さ、今まで梅のこと変な目で見てたけどさ｣
梅｢そういうこと本人に言っちゃう人なかなかいないよね｣
｢ちょっと見直したわ。変わったね、梅。｣
梅｢そーか？｣
｢うん。｣
こうやって車道側をさりげなく歩いてくれるところとか高校の時から彼女にはしてたのかもしれないけど付き合っていない私にはしてなかった気がする。
梅｢女の趣味は変わった気がする｣
｢誰も聞いてない｣
梅｢ふふっ、｣
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作者名：ふわり | 作成日時：2021年2月16日 22時
