ぷらいべーと ページ28
Aジンベエザメ飼おうよ
梅原裕一郎おつかれ。は?
A美ら海行ったの!もう、可愛すぎ
そう言って梅ちゃんにジンベエザメの写真を送る。
梅原裕一郎こんなでかい水槽買えません
A土地も必要だもんね、諦めるわ
ちぇやっぱ無理か。と早々に諦める。
電話の着信音がなるスマホ。
画面に表示された名前を確認して直ぐに出る。
｢もしもし｣
〈ジンベエザメは飼いません〉
｢ちょっと夢がデカすぎた、ごめん
だからチンアナゴ買わない？｣
〈学ばないねぇ〉
｢えっチンアナゴなら飼えそう！｣
〈どこ住んでんのチンアナゴって〉
｢しらん！｣
〈ダメじゃん。笑笑〉
｢えっ捕まえに行く気だったの？｣
〈えっ違うの？売ってんの？〉
｢チンアナゴ捕まえたらうちらは警察に捕まるよ｣
〈それは勘弁〉
｢ジンベエザメ大きかった｣
〈可愛かった？〉
｢可愛すぎた｣
〈好き？〉
｢大好き｣
〈それは妬けるねぇ〉
｢え、なに、珍し。ジンベエザメに妬いてんの？｣
〈会ってないとちょっとの事でも妬けるの。
俺の前で俺以外に好きとか言わないで〉
｢ごめんごめん｣
〈んふふいいよ〉
｢梅ちゃん？｣
〈んー？〉
｢酔ってる？｣
〈んー？酔ってないよ〜〉
｢絶対うそ、お酒飲めないんじゃなかった？｣
〈お酒飲んでません一人で飲んだらどうなるかわかんないし〉
｢じゃあなんでそんなにふわふわしてるの。ま、まさか、浮気か？｣
〈する訳ない。俺が好きなのAだけだし。〉
｢……そ、それは私も同じですけど。｣
〈あー、会いたい〉
｢私も｣
〈会いに行ってもいい？〉
｢明日朝早くから仕事のくせに。｣
〈休む〉
｢仕事はちゃんとしてください｣
〈結婚式の貯金はしてあるよ？〉
｢……そ、うですか。。｣
ほんっと、サラッとこういうこと言えちゃうんだから。
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作者名：ふわり x他1人 | 作成日時：2020年7月2日 0時
