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ぷらいべーと ページ22

「よかった、、まだいた、」

運動元々出来ないのに沢山走ったから息が切れる。

柚「なんで、」

驚いてるA。
数日前、江口さんから写真が送られてきて会いたくて会いたくてたまらなかった愛しい姿。我慢が出来なくなり腕を引っ張り強く抱きしめる。目の前に広がるAの匂い。やばい。超幸せ。

「やっと会えた、」

つぶやくように出た言葉。

柚「ん、でももう行かなきゃ」

少し寂しそうな声が腕の中で聴こえる。

「10分だけ許しでた」

柚「……梅ちゃん、会いたかった」

背中に回ったAの手がギュッて俺の服を掴む。

「うん。俺も会いたかった」

柚「梅ちゃんの匂いだ。あっ手紙、ありがとう。元気出た」

「ん。よかった。電話、してもいい?」

柚「…うん。」

少し空いた間が何を表してるのかは分かってる

「会いたくなっちゃう?」

柚「うん。切るのが惜しくなる」

「確かに」

柚「でも声聞きたい」

「じゃあ電話しよ。俺が癒してあげる」

柚「ふふっ笑 期待してる。」

話してる間ずっと抱きしめてた。
抱きしめながらあぁ、ずっとこれを求めてたって思って。時間になったから抱きしめてた体を離した。

別れ際、短いキスをした。

柚「行きたくない、」

Aの本音が聞こえた。

俺も、離したくない。

「帰ってきたら沢山甘えていいよ。全部受け止めてあげる」

Aの顔を見て言う。

柚「思う存分堪能するために頑張る。」

Aも俺の顔を見て答える。
他愛もない話をしてると10分なんて早くて、

「じゃあ、ちゃんと寝るんだよ」

柚「梅ちゃんこそ。」

「ふふっ、じゃあね」

柚「いってきます。」

惜しいけど別れなきゃならない。





エレベーターに乗るのを見届けて部屋に入る。

朝、自分がメモを置いた場所には別のメモが置いてあった。

«行ってきます»

Aらしい短い文に思わず笑みが溢れる。

ふと、メモの端に書いてある文字に目がいく。


「……早く会いたい、、」

次に会うのはいつになるのか。

それまでこれみて頑張ろうって思った。






«大好き»

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作者名:ふわり x他1人 | 作成日時:2020年7月2日 0時

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