Kazuya Ohashi*＊ ページ1
、
和「Aっ」
「和也くん、」
教室のドアからぴょこっと顔を出して、控えめに手を振る彼に、私も手を振り返す。
和「帰ろ、」
甘いフェイスからは想像が出来ない程ハスキーな声で私を呼ぶ。
早速できたクラスの友達が、後ろから「Aちゃんの彼氏！？」って言ってるのが聞こえて恥ずかしかったから、少し大きめの制服からでた和也くんの手を取って、駈け気味で教室を飛び出した。
校門を過ぎて、学校の最寄りの公園に差し掛かったところで、やっと足を止める。
「はぁ……
疲れた」
付き合い始めてもう半年も経つのに、手を繋ぐ行為にさえ慣れてない私は、直ぐに和也くんの手を離した。
和「恥ずかしかったん？」
息が切れてる素振りなんてまったく見せずに、かわいい、なんて
和也くんは私の頭を優しく撫でた。
「………何でもお見通しだね、
やっぱり和也くんには敵わないや、」
照れ隠しに舌を出して笑って見せる。
そんな私を見て、和也くんもふわっと微笑んだ。
最寄りの駅を目指して歩く。
横にならんだ和也くんは、さりげなく歩幅を合わせてくれてて。
そんな小さい優しさも、身に沁みる。
私って、単純だから。
「クラス、離れちゃった」
はぁーっ、と暗闇に向かって白い息を吐いたら、直ぐに消えて、なんだか寂しくなった。
和「せやね、」
和也くんは、私の独り言とも取れる呟きを拾って、素っ気なく言葉を落とした。
いつもはどんな問い掛けも笑顔で返してくれてるのに、上の空な和也くんを不思議に思って顔を覗き込むと、急にあたふたと慌て出した。
「え…何、どうかしたの？」
コホン、とわざとらしく咳払いをして、ごめん、ちょっとびっくりしただけやねん、ってぎこちなく笑った。
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ユウ∞JUMP - ゆぅりさんの短編集、全部見てリクもさせていただきました^^こちらもお願いします!!大好きなまとくんで！ 『林真鳥k 嫉妬』まとくんに嫉妬してもらいたいです///お願いします!! (2016年5月9日 0時) (
レス) id: 2a395b948c (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん - 大橋和也くんで、おうちデートでほのぼのしたやつお願いしますっ、説明わかりにくくてすみません！これからも、@ゆうりさんの応援しています！ (2016年5月4日 12時) (レス) id: fd39f17900 (このIDを非表示/違反報告)
とことまる - ゆぅりさんの作品全好きで更新のたび速で読ませて頂いています。リクエストしたいのですが、末澤くんで甘々お願い出来ますか？よろしくお願いします！ (2016年5月4日 1時) (レス) id: 3f75657adf (このIDを非表示/違反報告)
ちぃまる。(プロフ) - 藤原丈一郎くんで、ヤキモチ妬いて若干拗ねて、最後は甘々になるのがみたいです！わかりにくくてすみません、よろしくお願いします！ (2016年5月3日 23時) (レス) id: 666b1d484c (このIDを非表示/違反報告)
＠ゆぅり(プロフ) - アンドゥさん» リクエスト大変嬉しいのですが、申し訳ありません。私はまだ16歳なので、裏のリクエストはかけません。ご理解よろしくお願いいたします。 (2016年5月3日 9時) (レス) id: 8803da674c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@ゆぅり
| 作成日時：2016年2月20日 20時
