funky8のお姫様 2 (ページ21)

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るたこじ 2 ページ21

『次に、康ちゃん』

康｢はい｣

『康ちゃんには誰よりもそばにおってもらったと思う。

どんな辛いときもどんな苦しいときも絶対康ちゃんが傍におってくれて"まだ諦めんな"って、"俺がおるから"って言ってくれてっ、』

ここまで言うとステージ上でも流さなかった涙が私の頬を伝った。

『っ、ごめん、泣かんって決めとったのに…っ、

康ちゃんが、私が事務所辞めるか悩んでたときに掛けてくれた言葉。私はずっと忘れられへんくて、その言葉のおかげで今ここにおる。

"俺らがやってることって人に夢を与える仕事やねん。Aは俺に夢を与えてくれてんねんで"って。

でもね、今思ったら違った。

私が康ちゃんに夢を与えとるんやなくて康ちゃんが私に夢を与えてくれとった。

あのときから今までその言葉に助けられてました。

ほんまにありがとう。

康ちゃんはいつまで経っても私の大好きで大切な人です。』

康｢ありがとう｣

『関西Jrのことは私が絶対守ります。だから2人は安心して2人の道に進んでくださいっ！！』

そう言うと大ちゃんが"じゃあAのことは俺が守るから康ちゃんのポジションは俺がもらうで"なんて言うから少し場の空気が和む。

そんな中"あかん～"なんて言いながら号泣している康ちゃん。

『康ちゃん泣き止め～！笑』

康｢やってAがさぁっ、…｣

ああ、この雰囲気が。

この光景が。

このみんなが笑顔でいられる空間が。

やっぱり大好きだ。