You if ... ? from .関西Jr. 2

花火 / S.Seiya ページ11

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" 夏の星座にぶら下がって 上から花火を見下ろして〜 ♪ "









夏の暑い中陽気で歌ってるんは幼馴染み。






歌うのはええねんけどな？そこの1フレーズだけを永遠と歌うねん。







暑い〜なんてソファにごろんと寝転がって。








ほんまに女子かって疑ってまう。






でも、そんな彼女に特別な感情を抱いている。






「なあ、誠也〜」





「んー」




「アイス取って」





「自分で取りぃや。」





「誠也のほうが近いやん」






「少しは動け。」






「えーもう。ケチ。」






結局、ブーブー言いながら取りに行ったA。






頑張ったら俺のほうが女子力ありそうやで。







「あ、そーいえばもうすぐ花火大会やなあ。」






「あーせやな。」






もうそろそろここ一番大きな花火大会がある。






毎年Aと行ってたんやけど、去年は別々やった。






お互い、彼氏と彼女を作って別々に行った。






でも、俺に関してはAのことを忘れるために付き合っただけであって、花火大会のあとすぐに別れた。






その数日後、Aも別れた。







だから今はお互いフリー…なはず。








「誠也、彼女と行くん？」






「俺、あれから作ってへんし。」






「あーそーなんや。好きな人とかは？」






「ん、おるのはおるで。」






「そっ、か。そのことは行かへんの？」







「んーせやなあ。誘ってみようとは思ってんで。」







「ふ、ふーん。」







明らかに動揺してるやんコイツ。






まさか両思いちゃうんか。って期待してまうやん。






…まあなわけないよな。







「Aは好きな人おらへんの？」








「…おるよ？」







「ふーん。そーなんや。」









……









なんやこの空気。







めっちゃ気まずい。








「…好きな子、誘わへんの？」








「んー、でもその子好きな子おるしなあ。」








「そーなん？お互い様やな。」








「え、Aもなん？」








「うん。…あ、飲み物取ってくるわ。誠也いる？」









「あーいる。」








「嫌や。」







「なんでやねん！」







なんやねん。さっきまで取りにいけって言ってたくせに。







「夏の星座にぶら下がって 上から花火を見下ろして〜」






あーまた始まった。







ほんま好きやなあ。この歌。









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字数関係で中途半端に切りました(^_^;)

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